『生きるための食』
現在、世界中でSDGsという言葉が使われている。私がこの言葉を知ったのは中学生の時だったが、当時は日本ではあまり浸透しておらず私も完璧に理解してはいなかった。歳を重ねるにつれて世界中のあらゆる問題を知ることになりいかにSDGsが重要かということを身をもって実感した。今回、このプログラムに参加したことでさらに理解を深め、より詳細な実情を把握することができた。17のゴールを達成するためには多くの人の協力が必要であるが、私がこれから先貢献して行きたいと考えていることは食に関することだ。
この世に存在する全ての動物は生きていくために食べるということが必要不可欠である。どんな人間も誕生したその瞬間から生きる権利があり、その権利を保障されなければならないと考えている。確かに、食べるだけでは他のゴールの達成には程遠いかもしれない。しかし、生きていなければ何も解決することはできないし、問題解決には届かないのである。つまり、私が言いたいことは日本のような飽食の国ではなく、食べたくても食べられない人がいるような国でそのような人たちに十分な食事を届け、食糧不足で亡くなってしまうような実情を無くしたいということである。そのためにはまず、多くの人にこのような事実があることを知らせる必要があると思う。日本では全世界の人口を十分に賄えるほどの食料が年間に捨てられているという事実を今回のプログラムで学んでから、私自身その事実を初めて知ったので友人にも同じように聞いてみた。すると7人中6人がその事実を知らないようだった。私は大学生になってバイトを始めてから毎日こんなにも大量の食材が廃棄されているのだと知ってからどうにかならないものかと常に考えてきた。今年の4月に新しいバイトを始めたのだが、そこでは大根の皮を干し漬物にしたり、生ゴミは発酵させて畑の肥料にしたり、その日に余ってしまった食材は賄いで使ったりと無駄が出ないように工夫されていた。それを見てもっとこのような飲食店が増えれば日本の飽食の問題も緩和され、食料が足りていない国に届くのではないかと考えるようになった。私はそれから食品ロスに興味を抱くようになり、ある程度消費するものは消費期限が高いものを買ったり、生物は買いすぎたりしないようにしている。また、コロナ禍では一人暮らしの友人に余った物を届けに行ったりしている。
一つ一つの小さな積み重ねがだんだんと大きな力になってSDGsの17のゴールの達成に近づいていくのだと気づいた。個人でできることは小さいからと言って投げやりになるのではなく出来ることから始めてみようと思うきっかけができた。今の現状では現地に赴くことは難しいが、コロナが終息に近づいてきた暁には現地に赴いて自分の目で実情を目の当たりにしたいと思っている。それまでは知識を蓄え、その知識を広め、出来ることに取り組んでいきたいと考えている。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた
勉強になった!
新型コロナウイルス感染症拡大によって予定が大幅に変わってしまったのですが、その中でも大学の講義にプラスアルファで学習をしたいと思ったからです。また、もともとSDGsに興味があったので申し込んでみようと思いました。
とても勉強になりました。
コロナが終息したら海外に出て今まで得た知識を自分の目で見てみたい。
頑張ってください。