[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『子どもたちに伝えるSDGs』

小論文

『子どもたちに伝えるSDGs』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 世界では、貧困や飢餓に苦しむ人、学びたくても学べない、働きたくても働けない人々が大勢いる。人種や生まれた国が違うというだけで不平等を受け、苦しい生活を強いられる人々がたくさん存在している。私は、小学校教師を志望する者として、SDGsに関する適切な意識や知識を身に付け、「持続可能な社会の作り手」である子どもたちがSDGsを身近に考えられるようにするために、以下の3点に取り組んでいく。
 1点目は国際理解教育を重点的に行うことである。SDGsを通して、日本を含む世界の課題をローカルな視点から自分事として考え、行動しようとする姿勢を育むことを目標とする。私自身がカンボジアでの教育ボランティアやスタディツアーを通して経験したこと、学んだことを子どもたちに話し、学校に通い、学ぶ環境があることのありがたさや、将来に希望を持つことの大切さを伝えていきたい。周囲の人のことを思いやり、自分にできることを考える姿勢は、誰にとっても大切な力である。SDGsの達成のために、解決しなければならない課題に関心を持ち、自分たちの生活を見直しながら、課題の解決に向けて自分たちができることを考える機会を設けるように努める。
 2点目は給食指導を通して、食品ロス削減の意識を育むことである。学校給食での食べ残しの原因を見てみると、「嫌いな食べ物がある」「量が多すぎて食べられない」「給食を食べる時間が短い」といった理由が挙げられる。学校全体でみると、大量の食品ロスが出ており、給食で食品ロスが大量に発生する一方で、満足にご飯を食べることができずに困っている子どもがたくさんいる。私が教育実習を経験した際、家庭科の授業で給食に関する内容を取り扱った。私たちが毎日給食を食べることができているのは、農家や卸売業の人、調理員や栄養士などたくさんの人の協力のおかげである、そして、野菜や動物の命をいただいているのだということを子どもたちに伝えた。授業後の給食の時間では、残飯をゼロにするために多くの子がおかわりをしたり、食器に食べ残しがない状態で片付けをしたりと、食品ロスを意識した行動ができていた。食べ物について子どものうちから学ぶことで、食わず嫌いをなくし、作ってくれた人や食材に感謝して食べる気持ちが育つ。そして、私たちにとって欠かせない食事を美味しく感謝して食べることができれば、食べる人も作る人も幸せな気持ちになるだろう。
 3点目は自分の置かれている環境に感謝の気持ちを持つことの大切さに気付かせることである。私たちは、人から親切にされた時や、物や食べ物などをいただいたとき、とても嬉しく思い感謝する。しかし、日常生活の中で特別に何かをされたり、もらったりしなくても感謝することはたくさんある。例えば、食べるものがあること、きれいな水を飲めること、学校で勉強ができること、住む家があること、そして今日も生きていることなどだ。普段何気なく生活している中にたくさんの感謝すべきことがあり、たくさんの人やものに支えられて生きているのだということを子どもたちに伝えていきたい。
 以上、子どもたちがSDGsを身近に考えられるようにするための取り組みを述べた。地球温暖化や食品ロス、海の汚れなど、子どもたちがイメージしやすいことから話をし、SDGsを見据えた教育を取り入れていけるように全力を尽くす覚悟である。私自身、地球に生きる一人の人間として、普段からSDGsを意識して生活をし、「だれ一人取り残さない」世界の実現のために、どんな些細なことでも自分にできることは行動に移していきたいと考える。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい

受講後の気持ち

視野が広がった!
勉強になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

教員志望であり、コロナ禍でも自分にできる行動をしていきたいと思いました。持続可能な社会の担い手となる子どもたちを育成していくために、SDGsの知識をつけられるように努力したいです。

研修を受講した感想は?

動画学習やテキスト学習を通して、以前よりもSDGsに関する意識や知識の幅が広がりました。自分の置かれている環境や当たり前にある日常に心から感謝したいと思います。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

「どうせ自分が行動しても意味がない」と考えるのではなく、「些細なことでも自分にできることはある」という気持ちをもって、SDGS達成のために自分にもできることを日々の生活で取り組んでいくようにしたいです。教員になった際には、SDGsについて子どもたちに伝えていければと思います。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

知識の幅を広げることや、世界に目を向けて自分ごととして考える経験ができます!

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