『教育の在るべき姿から私にできることを考える』
教育の在るべき姿とはいったいどのようなものだろうか。私は小学校、中学校と経て現在は高校に通学し、何不自由なく教育を受けている。しかし、世界では学校に通いたくても通うことのできない子ども達がいる。それは、新型コロナウイルスの影響による学校閉鎖などを含めて、2020年4月には約16憶人にも及んだ。ますます教育が受けにくくなっている今日、SDGsの17の目標の一つにもある「質の高い教育をみんなに(目標4)」に対し、どのように向き合っていくべきなのかを考察する。
学校に通えない子どもたちがいる背景には大きく三つの壁が存在している。
一つ目の壁は、「時間の不自由」である。主に途上国の貧困層の家庭では、幼い子どもが生活のために学校に行く時間は労働に従事しなければならない。貧困が教育を受ける時間を妨げているのである。
二つ目の壁は、「学ぶための環境」である。経済的に困難なため教師が足りず、十分な能力がない人が教えるという教師の質の低さ、井戸や給水タンク、トイレがないなど学校設備が整っていない、近くに学校がないなど、教育環境に様々な問題を抱えている。
三つ目の壁は、「戦争や紛争、内戦」である。紛争によって生活を追われ、十分な教育が受けられない。子ども達には何も罪はないのに社会情勢と貧困が子ども達の将来に必要な知識や技術の習得の機会を奪い、子ども達の未来も奪っているのだ。
次に、私の教育環境について考えてみる。今の日本は戦争はなく、教育を受ける権利が憲法によって保障されている。義務教育ではない高校にほとんどの人が行き、私自身も学べることが当たり前の事だと感じて日々過ごしている。しかし、そのことに対して何も疑問を抱かず授業が面倒だからといって学校を休んだり、娯楽を優先して勉強を怠ったり、授業中に居眠りをしたり、などといった理不尽な理由で学ぶ目的を失い、教育の機会を無駄にしている人は少なくない。
そのような光景を目の当たりにする中で「質の高い教育をみんなに」という目標に対して向き合っていくためには、教育を当たり前に受けることができる環境に対して感謝するべきではないだろうか。そして、自分の教育環境を改めて見直すことにより、誰もが平等に教育を受けられるためには何が必要でどんな援助があるかを考察し、一人でも多くの子ども達が人間らしく暮らせるよう、教育を受けられる土台を作る行動を起こすことが大切だと考える。今回、このコロナ禍の中でもLIVEアクティビティという形でカンボジアの子どもたちと交流し、少しでも語学ボランティアができたことは、ICTを活用して世界と繋がって行動を起こせることを知るきっかけとなり、海外ボランティアにチャレンジする一歩を踏み出す勇気を持つことができた。
質の高い教育を行うことは、SDGsの17のすべての目標達成に向けて解決する力となり、必要不可欠なことである。そのためには、世界のSDGsの課題や取り組みを周囲に浸透させて個々の理解を深めなければならない。まずは、このオンライン研修を通して学んだことを周りの友人や学校の活動を通して伝え、一人でも多くの人にこの問題を意識してもらうことにより、現在直面している世界の国々の課題について知ってもらいたい。また、私が所属している生徒会でSDGsプロジェクトの企画や、認知度向上を目指すための展示など啓発活動に取り組みたいと考える。小さな一歩を積み重ねることが大きな変化につながる。日常生活を振り返りながら問題意識を持ち、些細なことでも自分がやれることについて考え、教育の未来に繋げられる行動を起こせる人を目指したいと思う。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
勉強になった!
海外ボランティアに興味があるが、コロナ禍で行くことができないので、オンラインで学ぼうと思った。
オンライン研修を通して、世界が今抱えている問題について深く学ぶことができました。学校では学ぶことのできない貴重な経験と知識が得られたことが本当に光栄で嬉しいです。今後、SDGsについての取り組みがあったときには今回学んだ知識を活用したいと思います。
学校のホームルームを通して
家族や友人と交流して
オンライン研修はオンライン研修でしか学べないことがたくさんあります。頑張ってください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
一カ月という短期の期間でしたが、手厚いサポートをしていただきありがとうございました。オンライン上ではあったものの、貴重な経験を得ることができました。本当にありがとうございます。こ
現地パートナーさん、ぼらぷらのスタッフさん、これからも頑張ってください!!