[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『拡散』

小論文

『拡散』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

突然の大流行により世界中に恐怖を齎した新型コロナウイルス。それは、多くの人々の命を奪い、SDGsの達成をより困難にさせた。誰も予想しなかったこの凶事に、私達が打ち勝つ為に出来る事は何だろうか。私の考えは、拡散である。

私達は、甘くみていた。この世の不平等が、数十億人をたった一度の危機で貧困や飢餓に陥らせる状況を。世界中の不況や急増するDV等のジェンダー問題、学校閉鎖による教育不足など、無慈悲にも格差を露わにしたコロナウイルス。
アルベール・カミュは言った。
「この世の不幸というものに関して事実であることは、ペストの場合にも事実である。それは人々を大ならしめるために役立つことがある。」
 ペストとは、十四世紀にヨーロッパで大流行した菌である。疫病は、現状を改善するチャンスであると歴史が私達に伝えている。多くの犠牲を払い、いかに現代の地球が脆く、生活が不安定なのか浮き彫りになり、ようやく私達は気づいたのである。そして、私達にはこのピンチをチャンスに一変する為のビジョンがある。それが、SDGsだ。私たちは、時代の転機を迎えたのである。今こそ、過去から学び行動を起こさなければならない。そして、私は拡散が初めの一歩であると考える。

ファッションの大学に通う私は、アパレル業界による社会問題とSDGsの密接な関わりを学び、達成の責任を強く感じた。
 ラナ・プラザ崩壊事故を知っているだろうか。これは、2013年にバングラデシュで起きた商業ビルの崩落事故を指す。死者1127人、行方不明者約500人、負傷者2500人以上が出る大被害を齎したこの事故の原因は、ずさんな安全管理だった。防げたはずの事故により多くの若い命が絶たれたことを知った。アパレルの犯した罪はこれだけでは無い。動物繊維を得るためにアンゴラやカシミヤなどの動物たちが残虐な扱いを受ける光景を目の当たりにした。衣服を作るために使用した化学物質が流れ、汚染された川の水。その水で生活する人々の姿も目にした。労働環境や地球環境、格差などSDGsの目標に含まれる問題の多くが、アパレルに関係することを知った。
 私は、このアパレル業界の問題を、大学で学ぶ事が出来たからこそ「なんとかしたい」と思った。そして、こうしてボランティアを始めた。この活動を通し、ジェンダーや食品などアパレルから離れたSDGsの目標について深く学ぶ事が出来た。オンラインアクティビティでカンボジアの子ども達に日本語を教える事は、彼らに教育の場を提供するだけでなく、日本語を習得した彼らの職の選択肢が広がる事も知った。私は教える立場であったが、笑顔いっぱいで楽しそうに学ぶ彼らを見て、学ぶことのできる有難さを改めて実感した。
 私は、もっと沢山の人に、学ぶ事やボランティアの楽しさ、有難みを知ってほしい。そして、協力してほしい。
 だから、拡散するべきだと考える。知る事で、何かしたいと思う人は必ずいる。何かしたい、けど何をしたら良いのか分からない、そんな人の背中を押す事ができる。先進国に生まれた私達だからこそ持っている、SNSというツールを最大限活用すべきではないだろうか。

 より多くの人が現状を知り、節電・節水したら。食べ物を大切にしたら。一人が努力するより、必ず大きな力となる。
 より多くの人が、何かしたいと思い拡散したら。規模はずっと大きくなり、一人が広めるより必ずもっと多くの人に届くだろう。
 より多くの人が、ボランティアを始めたら。日本語を学ぶことで将来が明るくなる子どもたちはもっと増えるだろう。
だから、私は拡散を提案する。達成に向けた第一歩が、大きな一歩となるように。

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  • Instagramストーリーにて活動内容を拡散しました。
    Instagramストーリーにて活動内容を...
  • Instagramストーリーにて、SDGsの認知度を調査しました。
    Instagramストーリーにて、SDGsの認...

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
視野が広がった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!

研修を受講した理由を教えて下さい

私は大学で生活科学部に所属し、アパレルについて学んでいます。
アパレル業界はSDGsに深く関係しており、授業内でSDGsについて詳しく学習する機会がありました。その際、アパレル業界の責任やこれからを担う私達の世代がするべきことなど、深く考えさせられました。そして、私が今できることを考え、SDGsに関連するボランティアに参加することを決意しました。自分の今後の糧にすると共に、ボランティアとして少しでも誰かの役に立ちたいと思います。

研修を受講した感想は?

大学の授業では学ぶことのできなかったSDGsのリアルな現状を知ることが出来ました。また、ライブアクティビティでカンボジアの子どもたちと関わることができ、教えることや接する楽しさを感じたと共に、学ぶことの有り難みを彼らから学びました。実際に経験したからこそ分かることが沢山あり、とても良い経験になりました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

今回学んだSDGsの知識、自分にも出来ることが沢山あるということ、様々な経験を自分の糧とし将来に活かしたいです。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

実際に参加することで、学べることは沢山あります。きっと今後の人生役立つので、勇気を出して参加してみて下さい。

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