『私たちの背景にあるものとは』
世の中には、貧しい状況下で生きることに精一杯である人々が多くいる。幸せを感じることができない、教育を受ける機会がない、栄養を十分に取れないなど、私たちの想像している以上に、多くの問題がある。そんな状況を、様々な視点から考えていく。
まず、私たちの生活と途上国の人々の生活のあり方を考える。私たちは、学校から帰れば、友達と遊びに行ったり、宿題をしたりする生活が当たり前と思っている。それに対し、途上国では、児童労働という問題が存在している。児童労働に従事する子どもたちは、賃金が少ないという状況の中で強制的に働かされている。子どもたちが働く理由には、親の収入が少ないからという貧困の状況から、教育を受ける機会を失い、収入を得るために働かざるを得なくなっている。そのような地域で暮らす子どもにとって、その生活が当たり前だと思っているかもしれない。今の私たちが、安い価格で買うことができているものの背景には、このような安い賃金の中で働く人々がいるからである。今後、最低価格を保障しているフェアトレード商品を買うことが、今の私たちに最も簡単に実行できることではないかと思う。
次に途上国の教育問題である。途上国では、紛争や災害、貧困という理由から、学校に通えていない子どもたちが多くいる。子ども時代に十分な教育を受けることができないということは、大人になっても影響され、能力が必要な職に就けない、収入が少ないなど、将来へと繋がってしまう。仕事ができない→収入がない→食べ物を買うことができないという連鎖のもとにあるのは、“教育”である。私たちは、教育を受ける権利が保障され、誰もが、学校へ通うことができている。私は現在、親の手を借りながら大学に通っている。学校に通うことができていることは、誰かの支援があってこそであると思う。SDG4「質の高い教育をみんなに」という目標のもと、さらに“みんなで”教育について考え、何かしらの行動を起こし、提言していく必要があると思う。私たちの大きな一歩が、途上国の子どもたちの未来の可能性を広げることができるのだと思う。
最後に、SDG2「飢餓をゼロに」という目標をもとに、食べ物の大切さを考えていく。現在、年間約600万トン以上の食べ物が破棄されているという。しかし、背景には、心から食べ物を恵んでほしいと思う人々もいる。また、栄養不足で亡くなってしまう人がいることも事実である。これらの背景にある1つは、気候変動によって様々な環境問題が発生していることにある。農村部で暮らす人々は、環境によって大きく左右され、野菜、穀類などの栽培に影響が出る。農業ができなければ、食べ物を作ることもできず、食べることもできない。環境問題は、人の手によって起こしているものであり、私たちにも関係のある問題である。私たちは、食べたいと手を伸ばせば食べ物があり、残したものや賞味期限が切れたものは破棄するといった行為に抵抗がないように思う。私たちは、食べ物があることに感謝しなければならず、食べ物の大切さを再度、確認する必要があると思う。
世の中には、教育問題、労働問題、貧困問題、教育問題、環境問題など、私たちの想像以上に様々な問題が存在し、教育から労働、所得、栄養へと関係し、これらは、一連の問題として捉える必要があると感じた。私は学校で、スマホがなければ生きていけないという言葉を耳にすることがあるが、世の中、生きていくために必要なものは、スマホではないと強く感じた経験がある。私たちは、まず、生きるために本当に必要なものとは何かを再度、確認しなければならないと思う。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
いい経験になった!
LIVEボランティアが楽しかった!
海外ボランティアに興味があり、授業でもボランティアについて学んで来ましたが、コロナ禍で現地でのボランティアが出来なくなったため、学校の先生からの勧めで参加しようと思いました。
世の中、本当に厳しい状況の中、生活をしている人々が多くいることを知り、この状況を変えていかなければならないと強く感じるきっかけになりました。
特に、教育問題に関しては、今の私たちにもできることがあるということを、カンボジアの子どもとのLIVEアクティビティを通して思いました。画面越しでも、子どもたちの楽しそうな表情が見られて、本当にやって良かったと思います。
ゼミで取り上げている教育問題に対して、今回の学びを生かしていきたいと思う。
また、SDGsアクションに残したものを実施し、自分が少しでもSDGs17の目標が達成できるよう小さなことに気を配り、貢献できたらいいなと思う。
海外ボランティアは、本当に素晴らしいものです!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
今回の研修内容の中で、現地スタッフの方が、途上国の子どもたちと、走っている様子、綱引きをしている様子を動画で見ることができたことで、自分も一緒にその場に加われたらと思いました。子どもたちみんなが楽しめるような活動を考え、実行に移しているということが本当に素晴らしいことだと感じました。