『国際社会における教育格差』
私は将来、小学校の先生になりたいという夢がある。そのため、高校生になった今年の夏は、様々な子どもと関わるボランティアをしようと考えていた。例えば、学童クラブの合宿補佐や、こども園の補佐等だ。しかし、COVID19の感染拡大に伴い、どのボランティアも中止になってしまった。そんなときに、学校でぼらぷらを紹介していただいた。
SDGsについては学校でも学んでいたため、知っているつもりでいたが、事前学習の資料を読み込んでいく内に、私は何も知らなかったことを思い知らされた。世界には想像以上に教育が進んでいない国があるということ、学びたくても学べない子どもたちがまだ沢山いる、ということを知ったとき、無意味かもしれないけれど、少しでも私にできることがあれば何かやりたい、という気持ちが強くなった。
正直、最初はカンボジアの子どもたちに日本語や英語を教えることは難しいのでは、私の力では楽しませることができないのでは、と考えていた。しかし、実際に授業をしてみると、子どもたちの学習意欲がとても高く、楽しんでもらえた。さらに、日本語や英語の基礎知識も豊富でコミュニケーションを簡単に取ることができた。子どもたちや現地の先生が楽しみながら参加していただいたおかげで、私も楽しみながらやることができた。次はどのようなことをして楽しんでもらおうか、どのようにしたら言葉を覚えやすくできるかな、等の様々な工夫をしようと思えた。
小学生は中学生、高校生に比べて言葉のレパートリーが少ない。そのため、小学校の先生はより多くの言葉をわかりやすく、楽しく教える必要がある。今回の授業ボランティアはこのようなことを改めて考えるための貴重な経験になった。
また、カンボジアの子どもたちのように、学習意欲が高い子供は沢山のことを短期間で吸収していく、と私は感じた。そう考えると、世界中の学校に行きたくても行けない子どもたちは、環境を揃えればどんどん学習能力が向上していくのでは、と思った。
教育を難なく受けられる国とそうでない国は国際社会でも大きな格差があるように感じる。
そのため、SDGsの17項目全てを叶えるために、目標4の「質の高い教育をみんなに」の存在はかかせない。
今回の授業ボランティアを通して、より鮮明に私がやるべきことが見えてきた。日本の教育者になるだけでは物足りないと感じる。そのため、更に世界の教育について学び、先進国と発展途上国の教育による格差は何か、様々な視点から考えていきたいと思った。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい
一生モノの学びになった!
SDGsについて行動したくなった!
高2からはこのようなボランティア活動に参加する時間が少なくなると考えたから。
子どもたちとの会話は様々な学ぶことが多くあった。
笑顔で積極的に話しかけてくれたり、こちらの問いに元気に答えてくれたり、ととてもやりやすく、楽しかった。
他者とのコミュニケーションをとる際に笑顔ではっきり相手に伝わるように話すことを意識し、会話というものを楽しみたい。
緊張するかもしれないけれど、大丈夫です!