[ぼらぷらSDGs小論文]

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『ゴミ問題の深刻さについて』

小論文

『ゴミ問題の深刻さについて』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

みなさんはゴミ問題についてどれくらい知っていますか?私はとても深刻な問題になってきていると思います。なぜなら、海にまでゴミが沢山浮かぶようになってきているからです。海は元々綺麗でした。しかし最近は波打ち際にゴミが押し寄せてきたりなどゴミを見る機会が増えたと思います。これは日本だけの問題では留まらず、世界にも共通としていえる大きな地球の問題となっています。しかし、この大きな問題を知らない人が増加していて、問題の深刻さが増しています。
まず、ゴミ問題とは一般ゴミや産業ゴミ、不法投棄による環境汚染の問題、焼却や埋め立てが追いつかない問題、などを総称して「ゴミ問題」と言われています。
ゴミ問題の原因として、技術が発達し、便利な時代になった分、安易に入手可能になった故にものを大切にしなくなったなどが挙げられます。日本のゴミ排出量は年間4272tにものぼります。東京ドームに例えると約115杯分もの量を廃棄していることになります。
また食品ロスは年間約612tにものぼり、国民1人当たりに換算するとお茶碗約1杯分の食べ物を毎日捨てている計算になります。では世界はどうでしょう。世界では毎年21億tを越えるゴミが排出されていて、その中でもリサイクルされているのはわずか16%しかないことがわかります。食品ロスの量は13tにのぼります。
 こうした、ゴミ問題によりさまざまな悪影響が及ぼされています。
一つ目の問題としてゴミ最終処分場の枯渇があります。最終処分場の数は概ね減少傾向にあり、最終処分場の確保は引き続き厳しい状況です。
二つ目の問題として海洋生態系と人体への悪影響です。マイクロプラスチックという5㎜以下の微細な粒子を海洋生物が食べていまい、体内が傷ついたりします。そして何より、将来の海洋生態系に大きな影響を与えると考えられています。
三つ目の問題として観光への影響が出ることです。。経済協力開発機構OECDによると6.2億ドルの損害が発生するとされています。景観の悪化は観光客への魅力の低下に繋がるので大きな損害になります。
 さてゴミがこのまま増え続けるとさまざまな問題が起こり得ます。私たちが生きていくために必要な資源などを土地の面積で表したものをエコロジカル・フットプリントと呼びます。このエコロジカル・フットプリントから考えると地球上の人類が今と同じ生活をするには地球が1.7個も必要になります。そして日本と同様の水準の生活を世界でした場合、地球は3個も必要です。
少しでもゴミ問題を減らすために私たちができることは、無駄遣いを避ける。マイバックを持参するなど簡単にできることが沢山ありますが、これはみなさんも知っていると思います。私たちの班のいくつかのアイデアを提案します。
まずは「ポイ捨てのゴミからDNA」です。これは実際に香港で行われた実験があります。現代の進んだ科学技術ではゴミに付着したわずかなDNAから人間の顔も推測することが可能になりました。これは人々の抑制力になります。
また、最新の冷蔵庫は外出先から中身がわかるものが増えてきました。一目で足りないものなどがわかり、無駄遣いを防ぐことができます。
最後にSeabin(シービン)という海のゴミ箱のような装置も導入されています。これは浮遊しているゴミを吸い寄せ、回収する仕組みです。ですがこれは効果が限定的で能動的です。
なので私たちは自動清掃ロボット「海のルンバ」を提案します。すでに有人のものは存在しているので、開発は容易ではないかと思います。
ゴミ問題は地球にとって非常に悪影響です。まずは地球で何が起こっているのか知ることが大切です。

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