『食品ロスと飢餓問題を解決するために。』
今世界では食品ロスや飢餓が大きな問題になっています。私は高校の授業の一環で食品ロスを解決するためにどうすれば良いのかを探求しました。私も調べてみて初めて知ったことですが、日本ではまだ食べられるのに捨てられてしまう食品が食品廃棄の半分近くにのぼると言われており、また、十分に食事を取れていない人が人口の約10%もいるそうです。
私は当たり前のように毎日3食ご飯を好きなだけ食べて時にはお菓子を食べたり、嫌いな食べ物があって捨ててしまったこともあります。私は今まで飢餓問題は海外だけの問題だと思っていました。ですが日本でも起こっていると知って日々の食事のありがたみや、自分が今までやってきたことへの罪悪感を覚えました。そこで私のような学生でもできるような食品ロス、飢餓問題の解決につながる企画を考えました。
それは学校など人が多く集まる場所で食べ物を配るというものです。具体的な内容としては、学校で2ヶ月に一度程度の頻度で交換会を開きます。事前にTwitterやInstagramなどのSNSを使って食べ物が余っている人、食べ物が欲しい人をそれぞれ募り、その人たちにはQRコードを渡しておきます。当日、QRコードをかざすと、入校証が発行されるようにします。そして広い校庭などで渡すことで一つのコミュニティができ、飢餓や食品ロスだけでなく、一人一人の不安や悩みも解決することができるのではないかと考えています。ただ、この案だけ聞くと現在注目されているフードバンクと似たようなものじゃないか、と思うかもしれません。ですがこの案とフードバンクには二つの大きな違いがあります。まず一つ目はSNSを使っている点です。飢餓に悩んでいる人は日々、一生懸命働いています。そんな人たちにフードバンクの団体に連絡を取ったり、尋ねたりすることを考える余裕があるでしょうか。SNSなら日々誰もが使っています。超情報化社会だからこそできることです。二つ目の違いとしては、企業ではなく一般の人で食べ物が余っている人が参加していることです。一般の人が参加することで、食品ロスや飢餓の問題に実感を持ってもらえる上、SDGsに貢献したという喜びも生まれます。それにより、もっと世の中がSDGsに関心を持つようになり、解決への近道になると思います。
私はこの案がうまくいけばその場で食べ物を一緒に食べたり、食べ物だけでなく衣服なども渡すことでさらに他の目標の解決にもつながっていくと考えています。
この探求をしたことで食品ロス、飢餓の具体的問題を知ることができたので日々、食事ができていることに感謝し、意識して過ごしていきたいと思いました。