[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『こどもたちがいきいきと生きられる社会へ』

小論文

『こどもたちがいきいきと生きられる社会へ』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

世界中のこどもたちが自由に自分のやりたいことができる社会。
そんな社会を作るには、課題が山積みである。
私の周りでは、皆安全で衛生的な家を持ち、着る服があって、食べ物がある。
でも、わたしにとって当たり前のことは、当たり前ではない。
私より幼い子が何十キロも離れた場所へ行き、水汲みをする。
勉強したくても、学校に通うお金がない。こどもが学校に行くと労働力が足りなくなる。
そもそも学校がない。
それが現状である。
私は、こどもたちには自分のやりたいことをやっていきいきと生きてほしい。
だからこどもたちがやりたいことを見つけて、夢をもって努力できる社会を実現したい。
そんな社会を実現するために、今私ができることはなんだろうか。

わたしがSDGSについて詳しく知ったのは、学校の情報の授業だ。
調べれば調べるほど、目をそむけたくなるほど世界には厳しい現実が横たわっていた。
イラクでは、地雷を踏んで足をなくしたり、いのちを落としたりする子どもが増加している。
アフガニスタンでは、感染すると一生残る麻痺を引き起こすこともあるポリオなどの病気に対して、
命を守る予防接種を受けられない子どもたちがいる。
紛争から逃れるために干ばつした地域で暮らすが、水不足で生きられなかったこどもたちがいる。
そんな事実を突きつけられた私は、どうしようもなく恐ろしくなり、
自分の無知に愕然とした。
自分もなにかしたい、そんな子たちをどうにかして救いたいと
すがるような思いでボラプラのオンライン研修を受けた。
私はそこで、ある女の子が厳しい環境で生きていると知った。
水を汲みに何十キロも離れた場所へ行っていること。
辛うじて通えている学校で教わったことを、
学校に行けない幼い兄弟に習った内容を教えているということ。
私には想像がつかないほど壮絶な生き方をしていた。
そして、その女の子が発した次の言葉を聞いたとき、わたしは涙がこぼれた。
その子は、将来の夢は学校の先生になることだと言った。
教えることは楽しいことだから、将来は自分のような境遇の子どもに勉強を教えたい、と。
信じられないほど過酷な状況を生きて、自分の安全すら保障されていないのに
人の役に立ちたいと願う少女のひたむきで強い姿に本当に心が打たれた。
そして、こんなに恵まれた環境で生きている私が彼女以上に人のために何かしたいという意識をもって
行動しないでいいのか。いや、そんなはずはない。
しかし、何から始めれば良いかわからない。
そもそも貧困な子どもがいるのは何が原因なのか、そして今どんな状況なのかもわかっていない。
自分のふがいなさにまた心底落ち込んだ。
しかし私にできることが少しわかった気がした。
それは、勉強することだ。
厳しい環境で生きている子どもたちのことをもっと知り、なぜそのような状況になってしまったのか考える。
ボラプラのようなオンライン研修にも積極的に参加し、自分の視野を広げる。
それが今の私にできることだと思う。
今回オンライン研修を受けて、私は自分の進路選択では世界史を選ぼうと決めた。
世界の貧困や環境を改善するために歴史を知りたいと思ったからだ。
私の小さな選択は、世界を変えられないと思う。
しかし、そういう個人が生み出す小さな変化が積み重なって大きな変化を起こせると思う。
だから、私は勉強を通じて視野を広げて、一歩ずつひたむきに前へ進んでいきたい。
私の一歩が、世界中の子どもたちの未来をいつか変えられると信じて。

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