[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『みかんで食品ロスに貢献を』

小論文

『みかんで食品ロスに貢献を』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 食品ロスを減らすために、私はひとりひとりの協力が必要だと思っています。しかし、ひとりひとりが協力をするためには、複雑でなく、お手軽にできる簡単なことであることが必要だと思います。
 日本では現在、年に612万トンもの食料を廃棄しています。食品ロスの解決策というと、買い物をする時に買いすぎない、しっかり残さず食べることなどが挙げられると思います。しかし、それだけでは漠然としていて、あまりお手軽とは言えません。そこで調べてみると、食品ロスで捨てられる食材の上位に、みかんがありました。たとえ1種類の食材でも、廃棄量を減らせれば、食品ロスの問題に大きく貢献できるはずです。なので私は、みかんの活用法について考えました。
 みかんの廃棄量が多い理由は、袋にたくさん詰められているため食べきれずに腐らせてしまうこと、皮を捨てていることにあると考えました。私も実際に、みかんを食べきれずに腐らせてしまうこともありましたし、皮まで捨てていました。そこで、まず前者の腐らせずに食べることに着目しようと思います。
 腐る前に食べるには、みかんを違う方法で食べる必要があると思います。そこで、身近な食品と混ぜてみることを考えます。例えばカレーライスにみかんを入れてみるのはどうでしょうか。調べてみると実際にネット上にもレシピがありました。みかんの爽やかな味で、いつも食べているカレーをもっと美味しく食べることができ、腐らせる前にみかんを消費できるので食品ロスにも貢献できます。
 次に、みかんの皮を活用する方法を考えます。実はみかんの皮には、みかんの実よりも栄養があります。しかし多くの人はそれを知らず、捨てています。直接食べるのには私にも少し抵抗があるので、みかんの皮の調理方法も探してみました。そして、みかんの皮の天ぷらを見つけました。これは、あるテレビでも紹介されて、話題になったようです。お菓子のようにサクサクで、お酒のつまみにもなるので、老若男女楽しめます。更に栄養も取れ、食品ロスにも貢献できるので、良い点がたくさんあります。また、どうしても食べることに抵抗がある人は、みかんの皮を掃除に使うこともできます。みかんの皮にはクエン酸やリモネン、ペクチンなどが含まれており、キッチンの油汚れを落とすのに最適です。ほかにも、皮を乾燥させて陳皮にしたり、みかんを丸ごとジャムにしたりすることもできます。
 こうしたように、全ての食材に対して食品ロスを考えているときりがないですが、みかんだけに着目すると、様々な活用方法が見つかります。みかん以外でも、余りがちの食材を入れると、いつもと違う美味しい料理ができることもあるかもしれません。食品ロスは日本中で起きており、ひとりが変わったところで意味がないと思うかもしれませんが、みんながこのようにお手軽に試せることを知って、実践してみるだけで大きく変わると思います。

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