『一番身近なSDGs』
SDGsには17の様々な目標がありますが、貧困問題、環境問題などいち高校生が取り組むには難しい目標があります。私が実際にこの研修で調べた内容も、個人の力で取り組むには難しいものでした。ですので、一番私たちに身近な「つくる責任 つかう責任」という目標をテーマに考えます。この目標を聞いて私がパッと頭に浮かんだのは食品です。今回は特に食についてみていきます。
今、日本は飽食と言われ、「飽きるほど食べられる」という飽食の文字通り食べたいと思ったものをなんでも食べられます。1970年代から1990年代にかけて日本の経済が発展し、食品の輸入が増えたことから、この時期から日本は飽食と言われ始めました。食べ物に不足がないのだからいいことではないかと思いますが、飽食にはいくつかの問題点があります。まず、栄養が偏るということです。どうせ食べるなら好きなものを食べたいと感じる人が大半だと思いますが、好きなものばかり食べていると確実に栄養が不足します。特に野菜に多く含まれるミネラルやビタミンが不足するケースが多く、最近はダイエット志向の若者も多く見られるため、野菜を満足に摂取できる環境にいるのにも関わらずその環境を十分に活かしきれていない人が大勢います。これは生活習慣病の増加にも繋がります。他の問題点として、食品ロスが挙げられます。実際に日本では毎日一人おにぎり一個分の食品が捨てられており、ニュースでこの食品ロスの話題を頻繁に見かけます。食品ロスの現場は私も目にしたことがあります。学校の英語教育の一環で英語研修施設へ宿泊しに行ったのですが、食事の際、必ず置いてある個包装されたバターやケチャップが使っていても使われていなくても捨てられているのを見てとても驚きました。これは宿泊施設の話ですが、食品ロスは家庭でもあります。いつか使うかもと思って買っておいてものを結局使わなかったり、賞味期限、消費期限を忘れて時間が経ってしまったり、作っても多く作り過ぎて結局残ってしまったりと、多くの事例があります。それを防ぐために、買い物に行く前にきちんと冷蔵庫の中身を確認していく、必要なものしか買わない、残りものはリメイクして他の料理に変えるなど私たちでもできる多くのことがあります。また、コンビニエンスストアやスーパーでは「てまえどり」という新たな購買運動が呼びかけられています。外食チェーン店では注文したけれど残ってしまった料理を持ち帰るサービスを行っています。テレビやSNS上では残り物をアレンジした料理が紹介されています。このように社会全体として食品ロスに対し、大きな取り組みがされています。
この取り組みがきちんと結果に現れるかどうかは私たち一人一人にかかっています。「つくる責任 つかう責任」という目標は、日本の達成率があまりよくありません。しかし、一番取り組みやすい目標だと思います。そこで、私は①食べ残しを減らす②自分一人で食べられる量のものしか買わないということを実践したいと思います。これを実践することで起こる変化はほんのわずかでしかないけれど、少しでも変化が起こるのであれば暮らしやすい、生きやすい未来のために自分から行動を起こしたいです。
満足
SDGsについて学びたい
視野が広がった!
授業で利用するため。
難しい場面もあったけれど良い経験になった。
知識が増えたのでその知識を他のことにも活かしたい。
がんばれ