[ぼらぷらSDGs小論文]

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『台風と生きる』

小論文

『台風と生きる』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私が住んでいる日本ではたくさんの災害が日々絶えず起こっている。日本では主に台風がもたらす被害が大きい。最近では台風19号が接近し川が氾濫してしまった。農作物にも被害が出たり、死者、建物の倒壊、一部破損などさまざな被害をもたらした。そんな台風にどのように対策してきたのか、そして、これからどのように対策するのか、考察する。

私が台風について調べようと思った理由は、近年、台風の規模がだんだんと大きくなっているような気がしたからだ。実際にそうであり、消防庁とりまとめ報によると死者、行方不明者などの人的被害、建物の倒壊、一部破損などの住家被害は共に増えている。

そこで令和二年に起こった台風19号で甚大な被害を受けた阿武隈川に注目してみた。阿武隈川では川が氾濫し住宅にまで押し寄せ、建物はほぼ全て倒壊し跡形もなく流さてしまっていた。このような状況が二度と起こらないために福島県の阿武隈川緊急治水対策プロジェクトではある二つの方法によって川の氾濫を防ぐ対策をした。一つ目は河道掘削である。河道掘削は川に溝を作り、私が住む土地の高さと水位を変えるということだ。もちろん、水位を下げることによって万が一川の水が上昇しても、住宅街に影響を及ぼす可能性は低くなる。そして、二つ目は遊砂地を作ることだ。遊砂地とは川の途中に流れを妨害するように壁を作ることだ。では、それを行うことによってどのようなメリットがあるのだろうか。そもそもなぜ遊砂地を作るのかと言うと土砂災害が起こっても流れてきた土砂を受け止め市街地に流さないようにするからである。つまり、大量の土砂が流れ込んでも住宅街に流れ込むという被害を減らすことが出来る。これは大いなるメリットであろう。

ここでわたしは一つ提案をしたいと思う。それは先程出てきた河道掘削の壁に小さな穴を開けることだ。川のゴミや魚を流さない程度の穴を開け、水を地下に流す仕組みにするのはどうだろうか。こうすることによって川の水位を少しではあるが下げることが出来るため、台風だけでなく普段の豪雨にも、対策可能だと思う。


また、水害以外にも起こる倒壊に対する対策も一つ提案がある。この倒壊は主に電柱や木が風によって倒れることだ。では、普段私が目にしている電柱に注目してみよう。電柱は地上に出ているため倒壊が起こる。ならば、地下に埋めてみてはどうだろうか。ここでポイントなのは、埋めたところに木を建てることだ。それでは木が倒壊してしまう可能性があるから意味が無いと思う人もいるだろう。では、電柱と木を埋めるのではどちらの方が地球の環境により良いか考えてみる。電柱が地上にあることのメリットはなんだろう。ないと言っても過言ではないが、あまり思い浮かばない。しかし木が地上にあることのメリットを考えると二つ思いついた。一つ目は風を遮ることができることだ。台風の風はとても強いため気があることによって遮ることができる。二つ目は地球温暖化を防ぐことだ。木は光合成により二酸化炭素を吸収し酸素を排出する。したがって、現在山火事などの被害で問題になっている木の減少を進行させないことが出来ると考えた。実際にこれをおこなっているのが、身近では東京都の東京都建設局が東京都無電柱化計画〜電柱のない安全・安心〜という目標を掲げている。実際に無電柱化が進められている地域があり、少しずつ無電柱化になってきている。全国的に見ると北海道から近畿地方、九州地方でもNPO法人により行われている。目的は観光業であるかもしれないが目的が違ってもやっていることは同じであるため災害を防ぐ対策に繋がっていると思う。

これから先、先程述べた二つの案が広められるように、地域の方と協力し、声を上げていきたい。今出来ることとしては現状をSNSを使って広め、効果を世間に知ってもらうことで声を上げてもらうことだ。また拡散を希望し、遠くの地域の方にもこのような対策を知ってもらいたいと思う。日本全国で台風に備えた対策をし、少しでも被害を減らしていきたいと思う。

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