『私とSDGsと世界』
今の状況で、SDGsにどんなに寄り添った物や仕組みを作ったとしてもSDGsを達成することはできない。その状況を変えるにはSDGsを知るということが大切だと考える。
SDGsとは世界の問題だ。これはとても大きな問題で、自分とは遠い世界の話である事を意味するのではない。地球にいる全て人が問題を抱え、解決しなければいけない問題という事だ。一部の人がSDGsを意識しても目標達成には遠く及ばない、つまり全ての人が行動しなければいけない。しかし今の世界は目標達成のスタートにもいない。また日本に限って言えば、SDGsは発展途上国の問題だから関係ないという人もいるだろう。近年SDGsという言葉をよく聞き、理解できるようになったと感じる。なぜスタートに立てていないのか。
SDGsについての理解が高まったのは学校でSDGsについて学ぶようになったからだろう。近年、学校教育でほとんどの人がSDGsについて学んでいる。しかし世代別のSDGsの認知度を調査したデータを見ると、どの世代も認知度が半分を超えることはなく、30代以上の認知度に至っては、10代20代認知度の約半分ぐらいとなっている。SDGsは比較的最近できた言葉であるが故に上の世代は学ぶ機会が少なく、知らない人が多いという事だ。これでは、どんなにSDGs達成のための行動を訴えても、半分以上の人がSDGsの大切さについて知らないのだから行動に移すことはない。そして知らない単語には親近感が湧かず、今自分が知らずに抱えている問題ということに自覚することが出来ない。これがSDGs解決のスタートに立っていない原因なのだ。
まず目標達成のため、世界がSDGsのスタートへ行くには認知をするということが必要不可欠だ。
もちろん今までSDGsについて広める活動をしている人は多くいるだろう。しかしそれでは現状は変わらない。そこで私は影響力のあるメディアとSDGsを組み合わせる事を考える。そして実際に現在大きな被害を受けている人、困っている人を主人公とした物語、CMを作る事を提案する。物語の力を借りることによって主人公に感情移入ができ、たくさんの人にわかりやすく伝えることができる。これによりSDGsについて知り自分事化し、スタートに立てる。
今の世界はSDGsの認知度が低く目標達成のスタートにも立てていない。そこで影響力の大きいメディアを使い、物語を作る。そうする事で世界の全ての人に自覚を持ってもらう。自分でもSNSなどを使ってたくさんの人に知ってもらい、自分の事として意識していきたい。