『「私とSDGsと世界」』
私は、SDGsの目標の3番「すべての人に健康と福祉を」について考えました。経緯としては、今年高校に進学し公立中学校では通学の際に利用しなかった電車に乗るときに、エスカレーターを駆け足気味で利用している人を見て危ないと思いエスカレーターを安全に利用している人がケガをしていないのだろうかと思ったからです。私の意見はエスカレーターは歩いて利用すべきではないと思います。普通に考えてみて危険な行動で且つ安全に利用しているその他の人にも危害が加わる可能性があるからです。実際に、乗り方不良で事故にあっている人は多く年々事故件数が増えています。そういった事故を減らすために埼玉県では独自に条例が出されており、内容としてはエスカレーターは立ち止まって利用しようというものでした。
そもそも、幅の広いエスカレーターは2列で利用するものとして設置されていました。しかし、時間に余裕のない人たちが歩いて上るため今では東京では立ち止まって利用する人が左側に、歩く人が右側を利用するという誰でも知っている暗黙のルールができてしまいました。しかし、東京ではの話であって大阪では左右が逆転します。それを知らないで互いの地域のルールでエスカレーターを利用してしまうと事故は起きてしまい、何よりも利用者同士のトラブルが起きてしまいます。他にも、利用者の中には一時的なケガや先天性の病により左側に立つことが困難で右側に立ちたい人や、そういった人たちを支えるために右側を利用したい人もいます。しかし、先に述べた暗黙のルールを絶対と思っている人たちによって罵声を浴びせられたり、押されてしまい事故にあったりする人もいました。この事実だけを見てしまうと歩くことが悪いことだと完全否定をしてしまいます。必ずしもそうでしょうか。実際私の住んでいる地域のショッピングモールではエスカレーターの近くに「2列でご利用ください」という看板がありました。しかし、それはとても小さいもので人と話していたら到底気づかないものです。なので、そのショッピングモールでは2列で利用している人は私が見た限りではいませんでした。環境にも問題があると思いました。ここで私が述べたいことは、完全悪だと思っていた「歩くこと」は環境によってなくすことができるということです。もし置いてあった看板が見やすくすべての人に届くようなものだったらそのショッピングモールでは2列で利用する人が増えていたかもしれません。お店や地域という小さなくくりではなく国という大きな組織によって国民に理解をしてもらうことができていれば罵声を浴びるような人はいなかったと思います。
最初に述べたように私はエスカレーターを歩くことに反対です。しかし、歩くことがただ悪いのではなく今の環境に問題があるとも思います。いま世界ではLGBTQや差別問題に少しずつ理解が深まってきていて環境が変わってきていると思います。少しずつでも、身近な問題に向き合うことができ理解が広まっていく社会を形成する一員になり日本の未来を担っていきたいと思いました。