『SDGsを達成先するために進国がすべきこと』
今は、世界が新型コロナウィルスに大きく目が向けられていますが、地球温暖化についても、もっと大きく報道するべきだと思います。
私は、まず1つ目に地球温暖化を知るために世界の気候について着目しました。
2021年6月29日(火)、カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州のリットン(Lytton)という小さな田舎町で気温が49.6度まで上昇したことが大きく報道されました。そもそもリットンの6月の平均気温は25度程度だそうです。日本国内で例えたら、この時期はまるでせんだいのようなさわやかな陽気が広がっているはずの場所です。さらに、問題なのはその期間が長いことです。リットンではその月の26日43.8度、27日46.6度、28日には47.9度、29日には50度近くと、4日間連続40度以上の高温が観測されました。この影響でカナダでは熱波による死者や山火事、ルーム貝などの大量死が大きな問題となりました。
考えてみれば、カナダはロシアと肩を並べる世界1寒い国です。 このニュースを聞いたとき、日本に住んでいる私でさえも地球温暖化は急速に進んでいることがわかり、危機を感じました。もちろん、ほかにも地球温暖化に関する大きな問題は数え切れないほどあります。
このニュースを聞けば、地球温暖化を止めることはもう、そう簡単ではないことが分ったかと思います。世界で何か国かが対策に取り組むだけでは進行を止めることはできません。
そこで、私は地球温暖化のこれ以上進行を止めるために大切なことを考えました。まず、〔一人一人の意識→地域での対策→国での対策→世界で協力〕の仕組みが成立することが条件だと思います。
ところが、世界中の「一人一人の意識」と「国の対策」には大きな壁が立ちはだかています。それは「経済格差」です。地球温暖化の進行をとめるためには、まず「教育」が必要です。どうして人間活動が地球温暖化につながるのか、どうしてこのままではいけないのかという根本的な理由から、地球にやさしい物をつくる高度な技術まで「教育」が深く関わるからです。
先ほどにも述べたように何か国が対策をしても無意味です。だから、ボラプラのような取り組みを広めていって、世界中の人々が問題と向き合えるように「教育」が受けられるような環境を先進国が発展途上国に作ってあげることが今の先進国の義務だと考えます。
2つ目に日本国内で取り組まれているSDGsについて考えました。
首都圏では近年、ガソリンや軽油などの燃料を燃やして走る車のエンジンから排出される二酸化炭素や有害物質を含むガスの削減するために燃料電池バス(水素バス)が挿入されています。実際、私は毎日の登校時に水素バスを利用しています。さらに、環境にやさしい燃料も日に日に発達しています。木材や枝葉などから作られる生物由来のバイオマス燃料が代表的な例ですが、近年は微生物のミドリムシと使用済み油を原料とするミドリムシ燃料が大きく注目されています。ミドリムシ燃料の利点は大量生産が可能点と今現在使用している自動車でもミドリムシ燃料を使用することができる点です。ミドリムシは光合成を行うので車が排出する温室効果ガスを吸収しながら成長し、燃料はミドリムシ燃料を使うことで大気中に排出される温室効果ガスは実質0ということになります。
こういった新しいものの開発費用には莫大な資金がかかりますが、利益を優先するのではなく、持続可能な社会を作れるように一人ひとりの意識を地球温暖化に向けられるようにすることが大切だと考えます。