[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『心の健康を支えるために』

小論文

『心の健康を支えるために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

現在コロナ禍で全国の学生たちが友達と遊びに行ったり、旅行に行ったりすることができず、心にかなりのストレスがかかっていると私は考えている。厚生労働省が作成した年間ごとの自殺者数の推移のグラフによると、コロナウイルスが蔓延する前の令和1年までは自殺者数は減少傾向にあったが、翌年では前年と比べて約4.5%増加していることがわかっている。これは、コロナ禍での生活によるコロナうつの影響だと考えている。そして、この問題は、日本だけでなく全世界でも問題になっている。近年話題になっているSDGsの第3項「すべての人に健康と福祉を」にも関わっているのではないか。では、実際にこの問題にどう関わっていけば良いのか。私ができることは、コロナ感染のリスクを考えつつ、人と気軽にコミュニケーションを取れる方法や自分で気分転換できる方法を考え、共有していくことだ。
 その一例として、オンラインカウンセリングがある。カウンセリングと聞くと、抵抗がある、行きずらいと思う人も多数いると思うが、私が考えるこのオンラインカウンセリングは、カウンセリング専門の人と話をするのではなく、全く知らない人と話をするものである。全く知らない人と話すことによって、身近にいる人に話しづらい悩みも気軽に話すことができて、交友関係も深まるのである。話したことない人と他愛もない話をすることは、とても新鮮で、良いリフレッシュになるのではないか。しかし、オンラインでお互いの顔を見ながら話すのと実際会って話すのとでは、気持ちの伝わり方や抱く感情は全く変わってくる。この点では、オンラインで会話をするのは少しがデメリットがあるように思える。やはり、普段のコロナ禍での生活を変えるしかないのではないか。
 では、インターネット上ではなく、現実の生活で何が変えられるのか。ここで、一人でできることとして、家にずっといるとどうしても同じ景色しか見えないので、思い切って公園などに行ってみる。遠出ではなく散歩やジョギングのつもりで外に出てみると、どんよりした気持ちが晴れて良い気分転換になるのではないか。実際に、運動をすることでストレス解消や不安軽減になることが多くの研究でわかっている。しかし、人は誰しもずっと孤独でいることは不可能である。では、友達や、遠くの親戚とコミュニケーションを取るためにはどうすれば良いのか。ここで、手紙を送るのはどうだろうか。インターネットが普及した時代になってから通信手段はLINEやメールを送るのが主流になったが、ここであえて手紙を送ってみるのも斬新で良いと思う。また、手書きの文章には強いメッセージ性があり、自分が伝えたいことをそのまま伝えることができる。
このように、自分でできること、人とコミュニケーションを取る方法は無限に存在している。コロナに感染しないことは、自粛生活をする上で一番大切なことだが、それだけを考えて他のことを犠牲にしてしまうのはあまりにも残酷で悲しいことだと私は思う。何がなんでも自粛生活を楽しく過ごそうとは思わないが、この問題に対応するために、私ができることは自分なりに健康を維持できる方法を考え、それを共有していくことだ。

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