『知ることだってGOODです』
私は、今回の課題で、「知ること」が重要だと思いました。
私は日本の過疎過密問題について考えたのですが、この原因として大学進学を挙げました。
都市部に住む学生が「とりあえず近場でいいや」と考えて進学したり、地方の学生が「都市部の大学がいい」と上京したりというようなことが、良く起こっていると思います。これをすべて否定するわけではありませんが、最初から「俺は都市部の大学にしか行く気はない!」と決め切ってしまうのはあまり良いことではありません。「もしかしたら地方の大学の方が合うかもしれない」という可能性を無駄にするのは、本人にとってはもちろん、地方そのものにだってマイナスとなるはずです。
そこで私は、「旅行」を活用しようと考えました。旅行のついでに大学を見学するプランを作れば、地方大学に興味を持つきっかけになるはずです。大学生が少ない都道府県ランキング上位でも、観光地として有名な場所は結構あります。修学旅行に絡めるなど、活用の幅は広いです。
上手く行って大学生が地方に散らばると、都市部の過密が緩和され、地方の活性化も期待できます。
そんな私の案ですが、これの一番の目的は「知ってもらうこと」です。全く眼中になかった学校の中にも、自分に合う学校があるかもしれない、そんな可能性を少しずつ拾っていくのがこの案です。
これを考えていて、「知ること」があらゆることを解決する第一歩だと思いました。身の回りのことであれ、遠い国のことであれ、アクションを起こすときはそれを知っていなければなりません。知らなければ、そもそも選択肢が見えないのですから。地方大学も遠い国も、きっと既に情報を発信していることでしょう。でもまだ届いていない人がいたり、興味を引かれない人がいたりして、何かできる可能性を閉ざしてしまっている。それは非常にもったいないことです。あらゆる手段を柔軟に講じて、もっともっと「知って」もらえたらと思います。