『明日の小さなActionが繋がる世界』
私たちはSDGsについて、ニュース等で内容については知る機会が増えている。私も中学の授業で学んだ。しかし日本で日常暮らしている際にはどうしても関心度が低く、自分事化しないようだ。(*日本総研:EGSおよびSDGsに対する若者の意識調査 2020年8月)
高校に進学し、様々な環境の国々から帰国した友だちが多くいて、実際の各国の話を聞いてあまりの違いに興味を持ち、今回のオンラインによる海外の実際を体験できるボランティアをやってみようと思った。一歩踏み出したこの経験・学びからSDGs達成のために高校生の私たちに何ができるのかを考察してみたい。
私は、知る➡体験する➡社会課題を意識する➡世界と自分が関わりがあると自覚する。このことで具体的な明日へのActionに繋がるということがわかった。一歩を踏み出す「意識をすること」は、「知るだけのこと」とは大きな違いがある。その大きな違い「Action」につながるきっかけになる可能性は、世界中がオンライン環境へ移行してきたことが大きいと思う。そしてまた、それでこそ全ての高校生ができる機会が拡がったと言える。
新型コロナウイルスの流行により様々なことが制限された一方で、「オンラインシステム」環境が普及し生活に定着した。私が参加した研修でもカンボジアの子供たちに日本語教育のボランティアが出来たが、コロナ禍でオンライン活動が定着していなければ、このように高校生が移動を伴わず、世界と直接繋がり交流することはかなりハードルが高かったはず。例えば、「教育は重要で、機会が閉ざされてしまうと途上国の貧困から抜け出すことができない。日本語を学習できれば観光業に就くことができる」ということを子どもたちの居住地域の環境、状況、体験を以て社会課題を目の当たりにして理解しうるというのは、オンライン環境の普及によることが大きい。私の同級生たちが見聞きしてきた世界の実態を、実際に体感する機会が私たちの日常生活の中にできたのである。
SDGsの達成は、言うまでもなく一人一人の行動が必要であることに他ならず、その行動に至る動機をつくるのは、世界と自分が関わり合っているという自分事化である。オンライン上での交流を通して、様々な境遇を知り、社会課題や環境問題を共有体験することで意識が変わる。仮に、自分の環境においての2ドルと、現地の一日の生活を賄う2ドルの価値、それを得るための過酷な労働。などの生きた声で聴くことで、問題を痛切に感じるに違いない。一人でできることは限られるが、私たち高校生でも日常の一部で体験し、社会課題を意識し、世界と関わりのある事を自覚して何か行動を起こすことが大切なのだと思える。それが口コミでも、オンラインでも広がって行動につながる動機となれば、SDGs達成に大きな前進となっていく。
今回のオンライン研修に参加して、オンライン化は自分事化する体験のきっかけづくり、高校生でも参加しやすいボランティアの仕組みとして非常に有効だと思った。いうまでもなく、多くの人が世界の社会課題の現状を知ることがSDGs推進の大きな原動力となり、自分事化することから、自分で何かのActionを起こすことに近づける。まず、私たち高校生世代が、得意なオンラインというツールを駆使し、世界の現状を理解し、意識するようにすること。私は、これからも具体的な体験をし、そのつながりを広めていくような役割を果たしていきたい。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい
勉強になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
学校で案内があり、説明会があったから
知っていることと、行動してみることとは、理解できる範囲が大きく違う。せっかく世界のことと繋がれる機会なので、活かしてみたことが本当にためになった。
私たち高校生世代が、オンラインというツールを駆使し、世界の現状を理解し、意識するようになること。これからも具体的な体験をし、私は、その世界とのつながりを広めていくような役割を果たしていきたい。
とにかくやってみることが大事で、わかることがたくさんあります。