[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『農薬と健康について』

小論文

『農薬と健康について』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

現在の私たちの暮らしでは、化学物質は生活を豊かにし便利で快適な毎日の生活をするうえで欠かせないものとなっている。自然界にも化学物質は存在しており火山などで発生する二酸化硫黄や硫化水素などがある。食べ物ではふぐの毒のテトロドトキシンなどがある。日本で人工的に作りだされた化学物質は数万種類といわれている。私たちは、それを意識するしないにかかわらず、日常生活や社会活動において多くの化学物質を利用して、それらを大気や水、土壌を通じて排出している。化学物質の中には環境だけではなく、人の健康に影響を及ぼすおそれがあるものがある。特に食生活においては、化学物質である多くの農薬が使用されそれらを我々は食べている。農薬の使用は国産の食物だけでなく、海外で作られた輸入品もたくさんある。近所のスーパーには形の揃ったきれいな野菜がいつも並んでいる。とても簡単に快適にいつでも美味しいものが食べられる良さはあるが、年中通して食べられる物も多く、四季を感じることが少なくなった。これは自然な環境で作物を育てているだけでなく、おそらく人工的な化学物質を使って育てていると考える。そのため、なぜ私たちは農薬を使用するようになったのか。また、農薬を使用した食品を食べたとき、健康への悪影響はどのぐらいでどのような影響があるか、化学物質を上手くつきあうにはどうしたらよいかなど、未だわからないことが多くある。
第二期世界大戦が始まる頃、当時の農薬の資源をアフリカなどから輸入することが困難になり欧米諸国を中心に化学農業の開発が始まった。
日本では第二次世界大戦後の食糧難を解決するために、DDTやBHCなどの残留性の高い農薬が使用されていった。それらの有機塩素系殺虫剤は戦後1000万人が餓死するといわれていた日本の食糧不足に貢献し、DDTをはじめ様々な化学薬品が開発された。
しかし、1962年アメリカのレイチェル・カーソンの「Silent Spring」が発行され、世界に農薬による環境汚染問題に警告がなされた。その結果、DDT • BHC • クロールデン• 有機水銀剤などの農薬の使用が禁止された。
日本でも農薬の中には、人に対する毒性が強く、農薬使用中の事故が多発したもの、農作物に残留する性質が高いもの、土壌への残留性が高いものなどがあったため、昭和46年に農薬取締法を改正し、農薬の登録の際に、登録申請を行うことになった。農薬製造業者や輸入業者は、農薬の毒性試験の成績、農作物や土壌の残留試験成績書を提出することになった。その結果、これまで使用されてきたBHC、DDT、ドリン剤などの残留性が高く、人に対する毒性が強い農薬の販売禁止となった。
農薬を製造・販売・使用するためには、安全性等の試験をクリアし登録しなければならない。また、農薬の使用方法にも基準があり、その基準を守って使用している限り、健康に悪影響をおよぼす量の農薬が残留することはないと考える。新しい農薬も多くあるため、まだわからないことが多いのかもしれない。農薬の健康被害から身を守る方法として、農協にある生産者と作物についての情報を知ることが出来るシステムなどを活用して、信頼できる生産者が作った物やきちんと検査されて安全が証明されている食べ物を購入したり、家庭用殺虫剤などを生活圏で使用する際は使用量を守るなどがある。また、一般的には問題ないと思うが、それでも心配な場合は、水洗いや調理により、残留している農薬が減少することが報告されているため、しっかり水洗いをすると良いかもしれない。このように自分で自分の身を守る術を学ぶことも大切だと思った。そのため、たくさんの情報から正しいものを判断できる力をつけていきたい。

発表会の様子

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

満足 4つ星評価

受講前の気持ち

留学に行くはずだったのにいけなくなった

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

海外でのボランティアを考えていたが、コロナにより断念した。そのため、オンラインでボランティアができることはとても勉強になると思いました。

研修を受講した感想は?

eラーニングではSDGsに関する基本的なことについて学ぶことが出来、たくさんの知識がつきました。そのため、今まで知らなかった世界の様子や今行われていることについて知り、日本と比較することで私たちが世界を変えるためにできることをより明確にして考えることが出来ました。また、小論文ではかきたい内容について自分で調べたり、本を読んだりして考えを深めていくことが出来ました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

普段の生活の中で3Rを意識したり、環境に配慮した製品を購入することで持続可能な社会を実現するためにできることをしていきたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

世界の現状を学び自分ができることを考えることが大切だと思います。

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