『実現可能か不可能かよりもまず考える』
7000万。これは現在世界に埋められていると予想される地雷の数だ。貯蔵されているものも含めるとその数は約2億3000万個にものぼる。世界では未だ解決していない内戦や紛争が起きている。私は戦争や紛争と聞くと終結のことだけを考えていた。しかし、戦いが終わった時、社会復帰すべき何十万の兵士が何も持たずに路上に放り出され、また破壊されるべき何百万もの小型兵器があらゆるところに放置される。地雷による死亡者は昔に比べると減少したが、ゼロになったわけではない。また、元兵士たちが再び戦争に加勢するという可能性は十分にある。このように、終戦したからといって平和になる訳ではなかった。終戦後何をするかが大切だったのだ。この気づきから私にはどんな取り組みが出来るのかを考えた。
一つ目は日本語学習支援ボランティアなどに参加することだ。SDGsの17個の目標の中で、日本が達成しているとされる目標の一つに「質の高い教育をみんなに」がある。この目標は2017年から達成しており、2021年の達成度を見ても2030年までの目標達成値を超えている。日本の教育の質はとても高いのだ。そんな日本の教育を国内に留めておくべきではないと私は思う。日本では、小さい頃に多くの人が社会のルールを学べる環境が整っている。よって学校の先生でなくても、基本的なことは教えることができる。教育は子供のことだと考えがちだが、子供の教育と同様に大人の教育も大切だ。日本で教育格差があまり見られないのは大人が教育の重要性を十分に理解しているからだ。教育不足は貧困の連鎖を生む。貧困家庭内では、子供は学校に行くより家の手伝いをすることが重要視される。なかには児童労働を強いられる場合も少なくない。これには大人が教育の重要性を理解していないことが理由の一つとして挙げられる。彼らにとって教育は「いらないもの」なのだ。そしてこの考え方が子供、その子供と続き、貧困から抜け出せなくなるのだ。
二つ目は大人たちの職業訓練に力を入れることだ。働くにも働き方が分からない、教育も不十分では働くことができない。そうすると結局、貧しい家族は子供の収入に依存してしまう。なぜなら子供たちは若く、肉体労働ができるので彼らの方が仕事を見つけ易いためだ。残念なことに、職業訓練は今の私にはできないことだ。けれど、世界にはどんな仕事があるのかを伝えることはできる。現在世界には少なくとも25万人以上の少年兵がいるとされている。少年兵は誘拐や強要だけでなく、自らの意思でなる者もいる。貧困地域では、食糧を奪ったり、人からお金をゆすり取るための銃欲しさに入隊する子供もいる。貧困地域の人々はやりたいと思えるような仕事に出会えない環境にいると私は思う。仕事を知っていたとしても調べる術がないのだ。だから、私は上記のようなボランティアに参加し、色々な仕事を知ってもらうために仕事紹介を頑張ろうと思う。
私の学校では年に一度、発展途上国の子供たちへ余っている文房具などの寄付をしている。私はそこに手作りボックスの設置を提案しようと思う。そこには、費用の高い教科書の代わりになるように、印刷ミスでダメになった裏紙などに簡単な日本語で絵本を書いたり、短くなった鉛筆をつなぎ合わせて長くした鉛筆など手作りのものを入れるのだ。これは有限の資源を有効に使うことにもなる。貧困や児童労働などの問題は身近なことではなく、私たちにできることを考えるのは難しいかもしれない。しかし日本で教育を受けてきた私たちだからこそできることがあるはずだ。実現可能か不可能かよりもまず考えることが大切なのだと私は思う。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
自分で元々調べていた差別問題をこの研修を通してより詳しく学べたらいいなと思ったから。またコロナの影響で外部の活動ができなくなり、オンラインでできるボランティアに参加したかったため。
自分では調べてもなかなかわからないような企業のSDGsに対する取り組みが事細かくテキストに書かれていたり、難しい単語や仕組みも図などを用いて説明されていたのでSDGsの対する理解度が深まった。
この研修で学んだことをより自分の中に取り込めるようにSDGs検定を受けてみようと思う。
ボラプラはオンラインで、かつ自分のペースで研修を進められるので学校が忙しいという人にもオススメです!これからの社会は今まで以上にSDGsが重要視されていくと思うので、その社会に適用するから人物になれるよう頑張ってください!