『貧困に苦しむ人々の生活水準向上のためにできること』
SDGsと聞くと環境問題が真っ先に出てくる人も少なくはないだろう。しかし、SDGsの17のゴールには貧困、飢餓、ジェンダー平等など様々なことの解決が目標とされている。その中でも私は1,2,5,8,12,13,16,17のゴールの達成に繋がるフェアトレードに注目したい。
フェアトレードとは開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」のことだ。(FAIRTRADE JAPANより)世界には働きたくても働けない、一生懸命働いても満足な給与が得られない、貧困に苦しむ人々が沢山いる。そこで、フェアトレードがこの状況を改善する鍵になると私は考える。それは、この仕組みは単にお金や物資を寄付して援助をするのでなく、人々が自ら働き給料を得ることにより生活を安定化させると同時に、働きがいや生きがいを持つことができるからだ。働くことを通して、取引による計算やコミュニケーションの取り方など学ぶこともできる。安定的、継続的に給与を得ることで安心感から、精神的にも健康でいられると考えられる。
フェアトレードがSDGsのゴール達成に向けて効果的であるといわれてもそれを実践できるのは会社経営者などの一部の人であり、学生や一般の人々が実際にできることはないではないかと主張する人もいるかもしれない。しかし、ここで忘れてはいけないのが、このシステムを成り立たせるのに一番大切なのは私たち消費者であるということである。いくらフェアトレードを実践しようとして貧困で苦しむ人々がいる地域に向かい、交渉し、やっとの思いで商品販売まで辿り着いてもお客さんがいないことにはこの仕組みは成り立たない。私たち消費者がフェアトレード商品を選び購入することにより初めて現地の生産者、労働者は給与を得て、安定した生活を送ることができるのだ。現在、フェアトレード認証商品は年々増加傾向にある。その一方で、2019年に日本で行われた調査ではフェアトレードの認知度が32.8%(日本フェアトレード・フォーラムより)と高いとはとても言えない現状がある。そこで私たち消費者はフェアトレード商品を積極的に購入し、フェアトレード認証商品の取扱店舗を増やすとともにその存在を人々に広めていく必要がある。一人一人のフェアトレード商品を選ぶと言う小さな選択が世界の貧困に苦しむ人々の支えとなる。
よって私は、SDGsのゴール達成に向けてフェアトレードという仕組みが人々の生活の質の向上にとても効果的であり私たちが積極的に取り組むべきものであると考える。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい、社会問題に興味がある
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!
もともとSDGsについて学びたかったのと海外のボランティアに参加したかったから。
今まではSDGsと聞くと環境問題というイメージが強くあったが、今回しっかりとSDGsについて学んだことで、曖昧だった知識から確実なものへと変わり自信につながった。また、ライブアクティビティでは日常では絶対に体験できない、カンボジアの子供たちとの交流で、微力ではあるが日本語を教えられたことが嬉しかった。
周りの人にSDGsについてもっと知ってもらえるように情報を発信していきたい。また、今回の研修でフェアトレードについて知る機会があり、興味がある分野だったので今後はフェアトレードについてもっと学習していきたい。
悩んでいたら参加するべきです!