『SGDsと格差社会』
近年、ニュースなどでよく「格差社会」というワードを聞くと思う。一見、一つだけの問題のように思えるかもしれないが、SDGsの目標に挙げられる多くの問題がこれに関係している。そんな世界的な社会問題になっている格差社会を、仕方ないこととだと言う意見があるが、人々が安定した生活を送るためにも無くすべきではないのだろうか。
まず、格差社会に至った要因として考えられるのは1990年以降のグローバル化による市場競争である。競争にさらされた企業は人件費削減の為、正規雇用から非正規雇用へ置き換え始める。すると正規雇用と非正規雇用での所得格差が生まれるようになり、それがきっかけとなって社会全体の格差へと繋がっていった。
この所得格差について、個々の能力の差異により評価されるのは当然で、それによる格差は仕方がないという考え方があると思う。確かに、非正規雇用という働き方そのものは悪くないし、自分の時間の都合に合わせて働くことができるというメリットもある。しかし、非正規雇用の所得には経済的な余裕はなく、教育費や老後の資金などを蓄えることが難しい。更に、これにより少子高齢化が進み低所得者が増える。そして、モノやサービスなどの経済の流れが悪くなり、それに携わる企業は人件費節約のために正規雇用を減らすようなる。このようにして格差・貧困の連鎖が起こってしまっている。それでは、なぜこの連鎖を断ち切ることができないのか。
それには、非正規雇用者に対する社会保障制度が乏しいことや、再チャレンジの機会が与えらてないことなどが考えられる。先進国ではまだしも、発展途上国の中には、雇用に関する社会保障制度が確立していない国も多いはずだ。また、紛争などによりそもそも職に就けない場合や、劣悪な環境下で働かされている人々も多くいる。
多少の格差があることは仕方ないかもしれないが、不平等による格差は無くすべきだと思う。そのためには、低所得者の事情に見合った社会保障制度を拡充することや、資金援助など社会全体を通してできる対策を行なっていくべきだ。しかし、その対策を打ち出すのも一筋縄では行かない。格差に通ずる雇用問題以外にも様々問題が絡み合っているからだ。よって、一つの問題に対しては部分的にではなく、全体的に取り組む必要があると思う。従って、まずは様々な問題の指標となっているSDGsを通して格差に関係する問題の全容を把握する。それを踏まえた上で対策を考え、打ち出していくことが問題解決に繋がって行くのではないか。このように私は考える。
大変満足
SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
SDGs研修を通して学べることを大学進学や就職などに活用したいから。
私は環境問題などの世界規模の問題は、たった1人が努力したところで何も変わらないという考えを持っていました。しかし、それはただの言い訳であって、自分自身がそれから逃げているだけでした。まずは、その現状に向き合い何ができるかを考える必要があります。それがきっかけとなって、対策・活動は一歩前進します。そのことを今研修では学ぶことができました。
SDGsについて、自分が心がけて行動することはもちろん、他の人にもその重要性を伝え広めていくことで、少しでも世界に貢献できたらと思います。
何事も挑戦してみなければ始まりません。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
研修を通して、SDGsに対する自分の考え方を見直すことができました。非常に良い経験になりました。ありがとうございました。