[ぼらぷらSDGs小論文]

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『私たちが生きる社会』

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小論文

『私たちが生きる社会』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 『無縁社会』『無縁死』といった言葉を聞いたことがありますか。『無縁社会』とは血縁・地縁・友縁などが失われ人と人とのつながりが希薄となりつつある日本社会の一面を表す言葉です。
 実際、日本で誰にも看取られることなく『無縁死』をしている人は、年間約二万六千八百二十一人もいます。この無縁死という問題は今注目されているSDGsに深く関連しています。私が特に関連していると思う問題は三番の『すべての人に健康と福祉を』です。無縁社会へと社会が変化したことにより、誰にも見つけられることなく『孤独死』をする人が増加しています。孤独死は高齢者だけでなく二十代、三十代などの若者でも起こっているのが現状です。
 そんな孤独死の原因となっている無縁社会に対応するべく動いているのが東京都です。その中の取り組みの一つを紹介します。都営百人町アパートにおいて行われている『ほっと安心カフェ』です。カフェ開催場所は団地内の集会場で月四回行っています。このカフェを開くことでコミュニティーがつくられ人と人とのつながりを生み出し、安心して暮らせる地域をつくることができます。また自宅に引き篭もりがちでカフェに来ない人を個別に訪ね、カフェに誘うことで孤独死や孤立化の予防に大きく貢献しています。このような地域の住民がつながりあえるコミュニティーづくりを政府や自治体が積極的にやっていくことが大切だと思いました。
 自治体だけでなく個人でも孤独死対策をする方法があります。一つ目は訪問サービスの利用です。定期的に訪問サービスが来ることで何かあった時にも発見してもらうことができるので遠くに住んでいる祖父母や一人暮らしの人を守ることができます。
 二つ目は、見守りツールの利用です。家族がいなくても友人などとアプリを使用することで安否を家に確認しにいかなくても知ることができます。他にも個人でできる対策があるのでその人に合ったアプリや行動を選択していくことが孤独死を減らす一歩になると思います。
 無縁社会の正体は『孤独』であり、個人の問題ではなく社会の問題としての対応が必要だと調べてみてわかりました。しかしそれと同じくらい、私たち一人ひとりが『孤独を予防する』という意識を持つことがとても重要です。だから縁を大切にしていきたいと私は思いました。

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