『食料問題解決に向けて』
私は食糧問題を無くしたいと考える。食料問題はSDGsの目標と六つ以上関連している。その中でも一つの目標とどのように関連しているのか考えていこうと思う。
その一つの目標とは、飢餓をゼロにという目標だ。飢餓をゼロにという目標は、世界中すべての人が栄養をとって健康な状態を保てているわけでないという意味が込められている目標である。農家の人たちが食べ物を効率的につくり、運び、売買することで少しでも飢餓をゼロにすること、そして食料問題を解決することにつながるのではないかと考えた。
では、どうして飢餓に陥ってしまうのだろうか。その原因は、慢性的貧困連鎖や気候変動、自然災害、紛争など。慢性的貧困連鎖の慢性的とは、ある状態が改善されず長期持続している状態のことで貧困連鎖とは、低所得世帯の子供たちが将来低所得者になる可能性が高く、貧困から抜け出すことができないこと。つまり、慢性的貧困連鎖とは貧困状態が改善されず親が低所得であれば子供も低所得になる可能性があり、貧困から抜け出せないということだ。
だが、これらの原因よりも大きく飢餓に関連している原因がある。それは食品ロスだ。食品ロスは誰もが一度は耳にしたことのある言葉だと思う。食品ロスとは、本来食べられる物なのに捨てられてしまう食品のこと。食品ロスの量は年間で5022万トン、一人当たり一年で約41キログラム。毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量になる。こう考えると食品ロスはとても身近な問題だと感じる。
食品ロスをなくすためには、外食時は食べきることのできる量を頼むこと、食糧品を買う時は買いすぎないようにするなど。外食時食べきることのできる量を頼むというのは、すなわち食べ残しをしないと言い換えることができる。もし食べきることのできなかった場合、持ち帰ってお腹の空いた時に食べるなどの工夫をすることができれば、廃棄物を少しでも減らすことができ食品ロスが減ると思う。食糧品を買いすぎないようにする理由は、沢山買ったはいいものの期限内に消費ができず廃棄することになってしまう可能性があるから。買い物時のポイントとして、出かける前にどのくらい冷蔵庫に食糧が入っているのかを確認して、冷蔵庫・野菜室は7割くらいを目安に、冷凍庫は7割以上を目安に買い物をすると電気効率の面でも良い。なぜ電気効率の面でも良いのか。その理由は、7割程度に収納することで食材に冷気がよく回り、傷みにくくなる。そして何より電気代が安くなるため、電気効率の面でも良いと言われている。7割程度に納めるにはどうすれば良いのか。食材の場所を固定しすぎないで、ざっくりエリア分けをするなどのゆるい収納をすると自然と7割くらいになる。
このような食料問題はとても身近な問題で、いち早く解決しなければならない。特に食品ロスは私たちにとって最も身近な問題で、一人ひとりが食品ロスという言葉に注意を払っていかなければならない。SDGsの目標である飢餓をゼロにするためにも、小さなことからみんなで徹底していくことが大切だと思う。食料問題解決に向けて、ひとつひとつ丁寧に行動に移していくことを心がけていきたい。