『誰もが生きやすい世界』
新型コロナウイルスが流行する中、世界では2030年に向けて、誰一人残さず、将来にわたって持続させるための17の目標、SDGsがある。そこで私が今回注目するのは、12番の「つくる責任・つかう責任」だ。地球上で使える資源やエネルギーには限りがあり、消費者である私は、貴重な資源を維持しながら生活していく必要があると考える。
現状世界では、生産食料の40憶トンの3分の1にあたる13憶トンが破棄されている。食品を捨てることは、例えば農作物を育てるために使われた土地や水が無駄になったということであり、水不足や環境破壊につながっていく。食品を捨てる無駄を「食品ロス」という。日本は、1年間で約600万トンの食品が破棄され、国民一人が毎日茶碗一杯分の食料を捨てているにあたり、食品ロス大国といわれている。そして、食品を焼却するため、12億トンの温室効果ガスが排出され、地球温暖化に影響している。一方で、1年間に約200万トンの食品が廃棄されているオランダは、最も食品ロスが少なく、かつ、温室効果ガスの排出も少ない。これは、アムステルダムの廃棄物交換機といわれ、焼却も輸送もせず、その場でグリーンエネルギーや天然肥料、水に変換する循環経済を行っているからだ。この取り組みによって、食品ロスを資源化している。環境破壊をもたらしているのは、食料だけでなく、石油やガスなどの化石燃料や水資源、紙などの森林資源の無駄遣いもあげられる。現在、地球1個で生産可能な量を超えた資源の消費を続けている。2030年には地球が2個必要なほどの消費量になるといわれている。環境破壊を招く原因は、消費だけでなく、過剰な生産、つまり、作りすぎることも悪影響をもたらすため、資源を使いすぎることで、「地球が足りない」という事態になっている。
このように、地球上で生き続けるためには、リユース・リデュース・リサイクルの4Rni
積極的に取り組んだり、生産・消費の両面で「エコ製品」「エコ消費」を心掛けたりして、環境に配慮する必要がある。また、より少ないもので、より大きく、より上手に効果をあげるという生産と消費のあり方を目指す中で、膨大な資源ロスをし続けている現状は望ましくない。だから、私は、あらゆる資源を無駄にせず、貴重な資源を維持しながら生活していく必要があると思う。例えば、セブンイレブンやイトーヨーカドーを運営するセブン&アイ・ホールディングスでは、店頭でペットボトル回収をしたり、消費者が必要な分だけ購入できるようばら売りをしたりして、食品ロス対策やペットボトルのリサイクルを行っている。とても身近にあるコンビニなので、誰もが利用するが、この取り組みを知らない人もいるので、私が、この取り組みに率先して参加し、周りの人の気持ちを動かしていきたい。そして、SDGsの中でも簡単にできることから実践し、理解を深め、SDGsの達成に貢献したいと思う。
満足
SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
学校の探求教材のため参加しました。
SDGsについて全然知らなかったのでこの探求の時間に今の世界の状況を学び、どう改善したらいいか自分事としてとらえ考えることができてよかったです。この取り組みでの学びを生かし、SDGs達成に貢献したいです。
買い物にいくときはエコバッグを持参したり、食べ残しをしないようにすべて食べきったり、ペットボトルの再利用をしたりしていきたい。
未来を変えるための行動をみんなで作り上げよう