[ぼらぷらSDGs小論文]

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『食品ロスを軽減するために』

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小論文

『食品ロスを軽減するために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私たちは毎朝ご飯を食べ、学校や職場へ向かう。そこで昼食を食べ、授業を受け、帰ったら夕食を食べて布団で寝る。こんなに当たり前のように毎日を過ごしているが、今世界では一日190円以下という極度の貧困状態で日々を過ごしている人々がいることを忘れてはならない。そこで私たちには何ができるだろうか。
日本では現在貧困な国に対して予防接種や安全な食糧、水の供給をしている。
しかし全員に行き渡るわけではない。だから少しでも多くの人に届くように食品ロスの問題を解決していくことが大切だと思う。
今の日本では年間523万トンのまだ食べられたはずの食品が捨てられている。
一人当たりで考えてみると年間64kgで、アジア各で比べるとあまり多くは見えないが一人当たりの年間廃棄量は一位の中国と同じである。
そしてこの値は飢餓に苦しむ人々への食糧支援量の約1.2倍に相当する。
ではその大量の廃棄物はどこから出ているのだろうか。
事業者による大量生産・大量廃棄の印象が強いが、実際は世界の食品ロスの約半分は家庭から出ているのである。
そして家庭からの廃棄が多い理由は大きく分けて三つだ。
可食部をとって捨ててしまう過剰除去、量が多いまたは好き嫌いによって捨てられてしまう食べ残し、買ったはいいが期限が切れてしまったという期限切れというものがある。
三つの中で半分以上を占めているのが過剰除去だ。
過剰除去の原因は消費者の当該部分に対する不可食の認識や食感が悪いなどの好みの問題のほか、除去の手間を省きたいという意識、皮剥き技術の低さなどである。
これらの問題は食材自体や剥き方に関しての知識や捨てることへの問題を知ることにより減らすことができる。
そのために家庭科の授業での食品に関する教育を強化していく必要があると私は考える。
食べ残しや賞味・消費期限に関しては作りすぎ、買いすぎに気をつけ、食べ切ることのできる量をあらかじめ予測しておくことが大切だ。
次に食品ロスによりどのような問題が発生してしまうのか。
まず社会全体で環境負荷や資源の無駄遣いになっている。
細かく見ていくと、食品を焼却する際に排出されるCO2が地球温暖化の原因になっており、それによる環境破壊によって動物の居場所がなくなったり、気温が上がったりしてしまう。
他には世界には貧困により満足に食べ物を得られない人がいる中で、本来食べられたであろう食品が有効に活用されておらず、食べ物屋へのありがたみの意識が薄くなっているという問題がある。
次に他国では食品ロスを解決するためにどのような取り組みをしているのか一例を挙げる。
アメリカでは外食での食べ残しを持ち帰ることを推奨しており、その際にドギーバッグという容器を利用している。
スペインでは余剰食品をシェアする連帯冷蔵庫が設置されている。
連帯冷蔵庫とは一般家庭や飲食店から出る余剰食品もしくは賞味期限の近づいた食品を冷蔵庫へ入れ、貧困者の手へ渡るようにした大型冷蔵庫である。
これらは日本でも一部の地域で導入されており、連帯冷蔵庫は新型コロナウイルスが流行した際に役立っていた。
だが衛生面や日本の高温多湿の気候などの問題により広まっていないので、問題解決をしつつ広まっていってほしいと思う。
最後にこれらを踏まえて私たちにできることは何だろうか。
事業より家庭での廃棄量が多いということは、私たち消費者が食品ロスを減らす意識をしていかなければならない。
調理をする前にテレビやインターネットで正しい知識を身に着け、なるべく取り除くのは非食部だけにする努力などが必要だ。
また、「買いすぎない」「作りすぎない」「注文しすぎない」の3つを意識し、日々を生活していくことが何より大切なので家庭に定着していってほしいと思った。

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