[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『子どもたちが活躍できる世界へ』

小論文

『子どもたちが活躍できる世界へ』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 世界には教育を受けることができない子供が大勢いる。このような教育格差の問題に対して、私は世界中の全ての人が平等に教育を受けられるようにしたい。そして、子供たちが夢を持ち、社会で活躍できるような世界にしたい。
 しかし現状では、世界には学校に行けない子供が約1億2400万人もいる。このような教育格差ができてしまった原因は沢山ある。私は主に三つあると考える。一つ目は経済的要因だ。子供を学校に行かせることで金銭的負担が生じる。また、家計を助けるために働かなくてはいけないという理由で、学校に行けなかったり、最終学年まで通えない子供が大勢いる。なぜ家庭が貧困になってしまうのかというと、貧困の連鎖は勿論だがその理由以外にも、農作物が育たないからだ。アフリカ大陸の国々を例に挙げると、国のほとんどが農業を中心に家計を維持している。しかし、近年では地球温暖化などの異常気象によって、大規模な干ばつなどが発生している。そのため、満足に農作物を得ることができない家庭は貧困に陥ってしまう。また、東南アジアのスラムエリアでは、人が密集しているためゴミの量が多い。そのため、生活を維持するためにゴミ拾いをしなくてはならない。このような理由から満足な教育を受けることができない。二つ目は環境的要因だ。発展途上国の多くは、都市部と農村部との間で学校や先生の数に大きな格差がある。なぜ地域格差が生まれるのかというと、国が都市部の発展ばかりに力を入れているからだ。その結果、都市部は発展、成長していく一方で、農村部では変化がない、又は衰退しているため、格差が広がっていってしまっている。そのため、農村部では学校が少ないので、家から遠いと通いにくかったり、先生の人数が足りていないため、十分な能力のない大人が先生になってしまっている場合がある。このように、教育を受ける環境が整っていないため、満足な教育を受けることができない。三つ目は社会的要因だ。戦争や紛争によって学校に通えなくなってしまった子供が大勢いる。子供を兵士として駆り出す「子ども兵士問題」も大きく影響している。そのため、戦争や紛争に巻き込まれてしまった子供たちは、満足に教育を受けることができない。このような現状を解決するために、世界では国連機関、政府、企業、NGOなどの市民団体等で、様々な取り組みが行われている。
 私は夏休みにフィリピンのセブ島に留学した。そこで、スラムエリアや孤児院の子供たちと交流した。そこにいた一人の女の子が、私に将来の夢を教えてくれた。その子は先生になりたいと言った。持っていたノートには英語と日本語が沢山書いてあり、必死に勉強し努力にしていることが一目で分かった。私はその瞬間から、この子のように夢を持っている子たちが、将来その夢を叶え活躍してほしいと思った。それと同時に、何不自由なく勉強でき、留学にまで行かせてもらえたことに感謝した。私ができることは、募金活動やボランティア活動に参加することなど、できることは小さくまだ限られている。けれど、これから教育格差についてもっと調べ多くの知識を得て、それを周りの人に伝えていき、多くの人の意識を変えることができれば、世界も変わっていくと思う。そのために、まずは私自身が様々な体験をして変わっていこうと思う。

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