[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『世界中の子どもたちのために』

小論文

『世界中の子どもたちのために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 「質の高い教育をみんなに」。十分な教育を受けられない子どもたちのために私たちが出来ることは、一体なんだろうか。世界にはたくさんの子どもたちが学校に通えず、教育を受けることができていない。この問題に対して高校生である私が手助けすることができないのだろうか。もちろん、そんなことはない。小さなことでも私たち高校生が出来ることを積み重ねて行っていけば、きっとこの問題は解決される。それがSDGsなのだ。
 まずは、現在の教育の現状を理解する。2018年の統計では、世界で1.2億人以上の子どもが学校に通えていないというデータがある。しかし、2007年の統計を見ると1.4億人と、その数は減少していることがわかる。だが、学校に通える子どもが増えたからといって、質の高い教育が受けられる子どもが増えたとは限らない。なぜなら、学校に通っていても環境が整っていないことがあるからだ。その理由として、マララ・ユスフザイさんの国連本部でのスピーチを例としてあげよう。マララさんのスピーチの中に、「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペンが世界を変える」という言葉がある。これは教師や教科書などの本、そしてペンなどがあれば教育を受けることが出来るが、それらがないため教育を受けることが出来ないのだとわかる。学校に通えても教師、本、ペンが不足していたら質の高い教育は受けられないのだ。その結果として世界にはいまだに読み書き出来ない人が約7.7億人いる。これが現状だ。
 では、質の高い教育が受けられないとどのような問題が生じるのか。私が考えた問題は国の発展を遅らせるという問題だ。なぜ、そのようなことが起こるのかというと、教育を十分に受けていない人は、医療関係やIT関係、建築関係など、高いスキルを必要とし、需要度の高い職業に就くことは到底不可能であると考えるからである。もし、専門的なことが載った本や教科書読むことが出来れば、高いスキルを身につけることが出来て、国の発展に貢献することが出来るかもしれない。少しでも国を発展させるためにも、教育は必要不可欠なのだ。
 この問題に対して私が出来ることは「教科書や使わなくなった文房具をリユースすること」だ。私たち高校生は小学校6年間、中学校3年間、教育を受けることができ、無償で教科書を貰うことも出来た。だが、その教科書は使わなくなったら捨ててしまうという人が多いだろう。また、教科書だけでなく、文房具も捨ててしまうことがあるのではないだろうか。今の社会ではさまぞまな種類のペンがあり、その機能は進化し続けている。私たちは新しく便利なものを買うと以前使っていたものを使えるのにもかかわらず、捨ててしまうのである。そのような使わなくなった教科書やペンを回収して、質の高い教育を受けられない子どもたちに寄付をすることで、教科書をみながらペンを手に持って勉強をするという質の高い学習ができるのだ。
 このように、十分な教育を受けられない子どもたちに対して直接、解決することは出来なくても、私たちの小さな行動が子どもたちを支える一歩になるのである。「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を実現させるためにも、今、一歩を踏み出そう。

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