『私にできること』
ここ数十年日本のみならず世界各国で工業発展による大気汚染が問題になっている。現在の大気汚染は地球温暖化やPM2.5のように様々な問題があり、発生や被害が地球規模になっている。
この大気汚染の問題を少しでも抑制するために私ができる事は燃料電池(FCV)を使った自動車に乗ることだ。私は現在17歳だが1年後には普通車の免許取得ができることが道路交通法で認められている。日本の二酸化炭素排出量のおよそ2割が、自動車によるものであり、排気ガスを出さない自動車は大事なキーだ。
燃料電池とは私が学校で習ったものである。これは発電の際に水素と酸素を燃料とし、化学反応により発電を行い反応後に排出されるのは水蒸気だけだ。従来の車の二酸化炭素や窒素酸化物を出すエンジンとは仕組みが全く違う。さらにガスの爆発によって動くエンジンは高熱になるため温暖化にも影響を及ぼすが、燃料電池は直接電気を取り出せるためエネルギー効率が高く、熱も発さない。直接電気を取り出せると言う事は生活の中で非常用のエネルギー源としても燃料電池自動車(FCV)を使うことができる。実際に2019年に起きた台風の影響で停電が起きた避難所に、燃料電池自動車(FCV)が生活家電の電力を供給したことがある。水素エネルギーがあればもしもの時へ備えることができるのだ。
したがって現在多くの人が使っているガソリン車や電気自動車よりも燃料電池自動車に乗った方が、この先の地球に優しいと言える。よって私にできることは、より排気ガスを出す自動車よりもこの先普及していくであろう環境にやさしい自動車に乗ることである。