[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『フードロスをなくすために』

小論文

『フードロスをなくすために』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 以前テレビで、アフリカの一部の子どもが食べるものがなくて亡くなっているということを知った。外国でそのようなことが起こっていることを知らなかったので、そのことに興味を持ち、考えてみることにした。そこでSDGsの2番「飢餓をなくそう」と12番「つくる責任つかう責任」に注目し、その中で特に「フードロス」について調べた。フードロスとはまだ食べられるはずの食品が廃棄されている社会問題を表す言葉で、世界で年間約13億トンものフードロスが出ていて世界的な問題になっている。
 日本では年間約612トンのフードロスが発生している。そのうち、家庭から出たのは約284トンで一人当たりに換算すると年間で約48キログラム、一日で約132グラムだ。家庭でのフードロスの主な原因としては、食べ残しによる廃棄、賞味期限切れなどにより手つかずのまま食品が捨てられる直接廃棄、皮などを余分にむいたりして食べられる部分まで一緒に捨ててしまう過剰廃棄などが挙げられる。私も、 自分では捨てていないと思っていたが無意識のうちにやってしまっていたのかもしれない。
 フードロスの対策として、日本では法制度による取り決めを行い、第四次循環型社会形成推進基本計画には食品リサイクル法の基本計画が記載されている。そこには主に、発生抑制と減量化による最終処分量の減少と飼料や肥料などへの利用、熱回収などの再生利用の2つについてが書かれている。また環境省からは「食ロスゼロレシピ」の公開などをしている。実際に見てみるとパンの耳で作るグラタンや野菜の端を材料にしたせんべいなど、たくさんのレシピがあった。
 日本では食料が余るほどあり、人々は古くなった食べ物はすぐに捨てたりしても何もダメージはないが、世界には食料不足で亡くなってしまう人も少なくない。そのような人たちに食料を届けるにはまず自分たちがフードロスを減らし、食べ物を無駄にしないことが一番大切だと考えた。それを実現するために自分ができることは食べ残しをしない、必要以上に食べ物を買いすぎない、すぐに食べるものは賞味期限の近いものを買うなどだ。また、もし余ってしまったものがあれば寄付するのも良いと思った。そう考えてみると、フードロスを減らすのは意外とすぐ簡単に始められることばかりなので早速行動してみようと思った。

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