『みんなが平和に暮らせるように』
「原発を攻撃」「民間人が犠牲に」今日もそんなニュースが流れてくる。今年の2月24日、ロシアのウクライナへの侵攻が始まった。正直、私は「どうしてそんな争いをするんだろう」「ちゃんと話し合って解決すればいいのに」と軽く考えていた。しかし、毎日のようにニュースで報道され、段々と事の重大さが分かってきた。いつか戦争に発展するんじゃないか。こんな不安は、ウクライナに住んでいる人だけでなく、世界中の人たちが感じているだろう。
SDGsの目標16である「平和と公正をすべての人に」は、すべての人が安心して暮らせる平和な社会を目指している。しかし、今この瞬間も、紛争やテロなどで命が奪われたり、家族を亡くしたりして悲しんでいる人がたくさんいる。2022年、目標の2030年まであと7年である今もまだ解決されていない。私は毎日学校に行って友達と話し、家に帰って安心して眠れているが、同じ世界に住んでいながら、毎日怯えながら過ごしている人がいると考えると、自分がいかに幸せな暮らしができているのかを実感させられる。そんな私が、平和を求めて懸命に生きている人たちのために何ができるだろうか。その答えはとても難しいものだと思う。なぜなら、ごく普通の中学生である私が世界の大きな問題に対して出来ることは少ないからである。大勢の人の前で発言できる政治家でもないし、様々な意見や情報を知っている評論家でもない。では、どうすれば苦しんでいる人を助けられるのだろうか。一つは、この現状や自分の意見を周りの人に伝えることだと思う。たとえ一人では力になれなくても、協力すれば乗り越えられるだろう。だから私は声を大にして言いたい。私たちが思っている以上に、この世界は深刻な状況なのだと。
あと7年で平和と公正がすべての人に与えられるのだろうか。今のままでは、答えはNOだと思う。しかし、今からでも全員が同じ目標に向かって進んでいったら答えはYESに変わると思う。だからこそ、SDGsは世界中でもっと話題にすべき重大な問題である。