[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『SDGSウォッシュについて』

小論文

『SDGSウォッシュについて』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 SDGsというワードの影に「SDGsウォッシュ」という言葉がある。SDGsウォッシュとはSDGsと逆の方向へ民衆を先導しようという動きのことだ。
例えば、12番の「つくる責任 つかう責任」で考えてみる。この目標にはリサイクル活動が該当し、SDGsに取り組む企業も自社製品にプラスチックや紙製品のリサイクルをPRしているが、リサイクルは新しく製品を生み出すよりも莫大なエネルギーが必要である。この点において7番の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を侵害しているため、本来のSDGsとは言えない。こう言ったSDGsを掲げながら経済活動を優先し、実態が伴っていない企業「SDGsウォッシュ」と呼ぶ。他にもガスの排気量を抑えるために電気自動車を普及させようとすると、原料であるレアメタルを巡り、途上国の環境や健康が脅かされてしまうことなどが挙げられる。
SDGsウォッシュを引き起こさないためには17の目標の一つを達成する為に考えて行動するのではなく、他の目標を侵害していないかを良く考えるのがとても重要である。企業によるSDGsウォッシュが起こる背景にはこのようなことが考えられる。単純にSDGsへの理解が浅い(多様性や環境など、一面だけを捉えている)。企業として、短期的な影響にばかり注目している。自社の事業とSDGsを上手く結びつけられない。経営層からの指示で、企業をサステナブルだと見せなくてはいけない。会社内での理解がなく、SDGsに取り組めていない。この他にも考えられるはずだ。
17の目標別に見ると、下記の3つは達成できていると言える。
目標4「質の高い教育をみんなに」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、目標16「平和と公正をすべての人に」だ。しかし、他の目標はまだ達成に至っておらず、なかでも次に挙げられる5つが特に改善が必要とされているものである。目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」。目標14を達成するには時間がかかるが、目標14と目標15は自分自身が気をつければ少しは良くなると考えている。例えば、海の豊かさを守ろうを達成するには工業排水を減らすことが大事であるし、海に物を捨てないなど私たち自身が気をつけることが最も重要だ。これは目標15にも置き換えることができる。紙などに使う木の伐採をやめるのは厳しい。また、私の住んでいる地域にはよく食べ終えたお菓子などのゴミなどが落ちているのもよく見る。ポイ捨てなどをやめることやゴミ拾いをすることでも陸の豊かさを守ることにつがっていくはずだ。他にも節電や節水はすぐにでも実践できることの一つあり、電気や水は作られるときから使うまでの間に、たくさんのエネルギーが消費されるからだ。その際に多くの温室効果ガスが排出され、地球温暖化の原因となっている為常日頃から節水や節電に気をつけて生活していく必要がある。
 このようにSDGsの目標は関連しているので、一人一人ではなく、世界全体がSDGsの目標達成に向けて協力して努力すべきである。
 

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