『私とSDGsと世界』
人が生きていく上で「ごみ」は必ず発生してしまう。2030年までの持続可能な開発目標『SDGs』の17の目標の中で、私は12番の『つくる責任つかう責任』に着目した。環境問題のひとつである『地球温暖化』。可燃ごみを燃やすときに発生する二酸化炭素によって環境汚染になる。2021年の日本のごみの量は4167万トンという結果が出ている。この量は1Lのペットボトル4168億本であり、水だと約16年間生きていける量である。実際に、埋め立て地の限りは、2021年3月の環境省発表によると最終処分場の残余年は21.4年。つまり、2041年にはごみを埋める場所がなくなってしまうことが分かる。これらのごみを減らすために私たちができることになにがあるだろうか。
このような現状に対し、私たち消費者は「捨てない努力」を見つめ直す必要がある。
環境を守るための「3R」とは「リデュース=ごみの発生を減らす」、「リユース=繰り返し使う」、「リサイクル=資源として再生利用する」、の3つのRを指す言葉である。3Rはどれかひとつだけを重視するのではなく、3つとも行動するのとともに、順番も重要である。まずはリデュース、ごみの発生を減らすこと。使わないものは購入せず、考えてから決断する。次にリユース、使えるものはできるだけ使い続けること。家族や自分が使えなくなった、使わなくなったものは譲ったりフリーマーケットなどを活用したりする。最後にリサイクル、ごみになってしまうものは資源として再生利用すること。ビン、缶、ペットボトルをきちんと分別したり、リサイクル製品を購入したりする。このように3Rの順を意識しながら過ごすとごみが減り、地球温暖化を対策することができる。
そして、「食品を捨てない」ということも意識しなければならない。食べられるのに捨てられてしまった食品。家庭では食品の食べ残し、消費期限が切れてしまい使える状態じゃなくなった食材をできるだけ少なくするように工夫をする。食品は作りすぎない、出てしまった食べ残しは衛生面に気をつけ次のおかずとして使うなどとする。食品は買いすぎないようにする。すぐ使うのであれば賞味期限、消費期限が近い前から取り、購入する。といったように、無駄にしないようにならないようにする。このように、捨てずに使うことで食品ロスが減っていくのである。
今、目の前にあるこの紙も、メモ程度の小さな紙もひとつの大切な資源である。限りある資源や埋め立て地を大切に使うことが重要である。「ものを買わない努力をする」のも正解。また、「欲しいものは買い、3Rをする」というのも正解である。確かに、人は今までの生活スタイルを変えていくのは難しい。しかし、人々が自分なりの対策を考え、身近なものから少しずつ行動していくのが1番の『つくる責任つかう責任』を解決する地球温暖化対策だと考えた。