『未来の地球を守るために』
地球には現在、二酸化炭素を始めとする温室効果ガスが大量に排出されている。この状態が続くと、地球の平均気温上昇が1.5度を超え、近い将来、ありとあらゆる自然災害が発生し、地球が今では想像もつかないような姿に豹変してしまう。
温室効果ガスをゼロにすることは、世界や国、企業の問題だと放棄することは決してできない。それは1人1人が地球温暖化の原因であるからだ。エアコンを使い、車を使い、ゴミを捨てるなど、誰もが結果的に環境を汚している。汚れたものはしっかりと綺麗にしなくてはならない。では一体我々には何ができるのか。
まず第一として、自動車の使用を控えることだろう。世帯当たりの二酸化炭素排出量を見てみると、自家用自動車が35%と最も大きな割合を占めていることが分かる。少しの外出では自動車を使わずに、また遠出でも、公共の乗り物を利用するなどして、脱炭素に貢献していきたい。
そして省エネに取り組むことも非常に大切だ。電気を作る、つまり発電時には燃料を燃やすため二酸化炭素を排出することになる。生活には電気は必要不可欠だが、節電することは可能である。冷暖房の使用を控えたり、昼の間は電気を消したり、照明をLEDに代えたりなど、できることはたくさんあるはずだ。
このように、誰でも簡単に今から出来ることがたくさんある。しかし、これだけでは温室効果ガスをゼロにすることなど到底できない。ではどうすべきか。それは、ゴミの量を減らすべきである。そしてそのゴミの中でも特に、プラスチックゴミの削減に努力すべきだ。プラスチックは炭素と水素からなる分子であり、酸素と反応すると二酸化炭素が発生する。多くのプラスチックを燃焼すると二酸化炭素の排出量が増え、1年間でおよそ23万トンもの二酸化炭素を排出することになる。また、ポイ捨てなどで不適切に処理されると、プラスチックが大量に海に流れ出し、海の環境までをも汚染してしまう。では、プラスチックゴミを減らすにはどうすべきか。エッコバックを使ったり、紙ストローに代えたりと様々な対策が取られているが、ビニール袋が役立つこともあるし、紙ストローでなく普通のストローで飲みたいのが本音だ。ならば、プラスチックゴミの処理方法を変えればよい。それはプラスチックを分解し、炭素をフッ素と結合しフッ素化合物にするという方法だ。フッ素は近年不足気味になっているが、蛍石という物質に硫酸を反応させ、クロロホルムを反応させるとフッ素樹脂を作ることも可能だ。
フッ素化合物は様々な特性があり、万能化合物である。耐熱性や耐薬品性、耐候性などがあり、自動車に用いられたり、太陽電池、そして、現在不足傾向にある半導体への応用などができる。このように、プラスチックを分解し、炭素とフッ素を結合することにより、二酸化炭素の量を減らすことができ、それを様々なコトに活用できる。
もしこのまま温室効果ガスの排出量が減らずに更に増加していくと、50年、100年後の未来、日本の平均気温は40度、50度と想像もつかないほどの暑さになるだろう。そうなれば熱中症で死亡する人の数も増え、滅多に外出できなくなり、経済も不景気になっていくだろう。また、生き物が生きられず、海外から輸入することも不可能となり、食料難にも陥るだろう。このように、温室効果ガスが増えることは、地球温暖化で異常気象が起こるだけでなく、世界中のすべての人々に影響が及んでしまう。地球を守るために、世界中の人々の未来を守るために、次の時代を背負って立つ自分たちが現在の状況をよく理解し、知識を身に付け、世界中に広めていき、最善を尽くすべきだ。
大変満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、将来の進路に活かしたい
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
勉強になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsについて詳しく学べ、推薦書にも書けるから。
SDGsについて詳しく学べるだけでなく、カンボジアの現在の状況などを見ることができ、普通にご飯を食べたり、学校に行ったりなど、当たり前のことは当たり前ではなかったのだと実感することができた。今の生活に感謝し、しっかりと学び、将来一人でも多くの困っている人を助けたいと思った。
ゴミが落ちていたら見過ごさない。今の生活は当たり前ではないことを共有する。周りの人を巻き込んで、全員でSDGsに貢献していきたい。
改めて考えさせられることがたくさんあります。