[ぼらぷらSDGs小論文]

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『貧困とは何か』

小論文

『貧困とは何か』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

僕は、今回フィリピンのセブ島に行った経験を活かして「貧困をなくそう」について考えた。
 なぜ僕が「貧困をなくそう」に注目して考えたかと言うと、セブ島で貧困の現状を目の当たりにしたからだ。僕は今年の夏休みにフィリピンのセブ島で一ヶ月間語学研修に行ってきた。語学研修を通してフィリピンの文化や生活環境などに触れながら一ヶ月間生活していく中で、様々なことを知ることができた。その中で、僕は特に「貧困」というものに視点を置いて物事を見るように心がけてみた。ある時セブのシティーツアーがあった、そこでスラムエリアやNGO団体の寺子屋に行った。僕は、初め「スラムエリア」という言葉に対して少し恐怖感があった。なぜなら、僕はスラムエリアと言われている場所は行くと危ない目にあったり、物が盗まれたりするところだと自分で勝手に判断していたからだ。しかし実際にガイドの人にスラムエリアを案内されて入ってみるととても陽気で可愛らしい小さい子供たちが笑顔で駆け寄ってきてくれた。僕の感情はその瞬間に恐怖から楽しいに変わった。それと同時に僕は驚いた。なぜなら、みんな裸足だったり、破れた服を着ていたりしてたからだ。しかしそんな環境のなかで生活しているのにも関わらず不満な表情を一切出さず笑顔で僕たちを案内してくれた。
そんな中でスラムエリアの人たちも笑顔で手を振ってくれたり、声をかけてくれたりした。住んでいる場所は少し不衛生だったりするところもあったが笑顔で楽しく生活している様子だった。僕はその様子を見た時本当の「貧困」とは何かと疑問に思った。みんな笑顔で楽しく助け合って生活している中でそれを知らない人たちが勝手にスラムエリアと名前をつけて、そこの地域は危険で貧しい人たちが住む場所だと決めつける。しかしそこではみんな笑顔で暮らしている。僕は、本当の貧困とは心の中にある貧困のことを言うのではないかと思う、それは社会に出て仕事をしながら生活していく中で笑ったり泣いたりという機会が少なくなってしまい、感情の部分で貧しい人のことを言うのではないかと今回の語学研修を通して思った。
今回の語学研修で貧困とは何かを考えられる良い機会をもらうことができた。

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