『日本の当たり前を世界の当たり前に』
私は海外ボランティア研修に参加し、初めて“発展途上国”と言われる場所を訪れた。
発展途上国を訪れまず私が感じたことは、日本がいかに裕福で贅沢な国だということだ。
きれいで新鮮な水が飲めること、衛生環境が整っていること、学校に通えること。日々の生活の当たり前が発展途上国では全く通用しないのだ。この小論文では私が実際現地を訪れ、感じたことを紹介しようと思う。
私が現地で衝撃を受けたことが大きく2つある。
1つ目は、子供の教育環境だ。私たちは中学校まで義務教育で、嫌でも毎日当たり前に学校に行き勉強をする。しかし、発展途上国はそんな日本とはかけ離れていた。日本のように子供たちが勉強できるような設備や環境が整っていない。ましてや、全ての子供に学校に行かなければならない義務などない。そして、世界では学校に通えない子供が3億人にも昇っている。カンボジアで授業ボランティアをした際、子供たちは冷房もない教室で、文房具なども充実していない中、とても楽しそうに授業を受け、新しいことを学ぶことに喜びを感じていた。そのような姿を見て、もっと、学びたい子供たちに最適な環境があるべきだと感じた。
2つ目は、水の衛生環境だ。私は研修で6日間カンボジアに滞在したが、水については多くの場面で悩まされた。まずはトイレだ。日本と違い、トイレットペーパーを流すことができなかった。このことからもわかるように、衛生環境は決して良い状態ではなかった。そして最大の問題は、飲み水だ。私は普段家で、水道水を飲むことが多い。一方で、発展途上国では水道から出てくる水は基本的に飲むことができない。現地の小学校を訪れた際も、生徒は自分が持参した飲み物を飲むか、全員で共通のコップで容器に溜めてある水を飲むという方法しかなかった。いくら暑い日でも、冷たくて新鮮な水を飲むことはできない。日本の生活に慣れていた私は、今までの日本での生活がとても贅沢のように感じた。そして、その生活をずっと当たり前だと思っていた。
以上の2つのことを例に挙げたが、他にも日本の当たり前と異なることはたくさんあった。これらのことは、海外ボランティアに参加しなければ確実に、知らないことになっていたであろう。他の国を訪れることは、もちろんその国を知ることもできるが、日本がどれだけ住みやすく豊かな国なのかを学ぶ機会にもなる。日本に住んでいるからこそ発展途上国のために出来ることはたくさんあると思う。私は発展途上国の現状をこれからもっとたくさんの人に普及させ、多くの人がSDGsの課題を自分事だと感じてほしい。そしていつかは、日本の当たり前が世界の当たり前になることを願っている。
大変満足
SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
一生モノの学びになった!
視野が広がった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
以前から、誰かの役に立つようなボランティアをしてみたいと思っていたから。
SDGsについて深く知りたいと思ったから。
実際に現地に行き、自分の目で現状を見ることで、今まで他人事だと思っていたことも自分のことのように受け止めることが出来ました。現地の学校で授業ボランティアをした際は、生徒たちがとても懐いてくれて、言語は通じないけど、心は通じ合えた気がしました。現地の方やスタッフの方もとても優しく接してくれて、安心してプログラムを終えることが出来ました。一生の思い出に残るとてもいい経験が出来たと思います!
学んだことを身近な人をはじめ多くの人に拡散し、たくさんの人に発展途上国の現状を知ってもらいたい。
迷っていたら絶対に参加した方がいいと思います!現地に行かないと分からない事たくさんあります。たくさんの気づき、発見が出来ると思います!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
6日間安全な旅にしてくれて本当にありがとうございました!海外で分からない事や不安も多かったけど、現地スタッフの方のおかげで、楽しく安全に過ごせました。