[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『ことばの壁を破る』

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小論文

『ことばの壁を破る』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 私たちはことばを使って思考や感情を表現し、情報を共有し、コミュニケーションをとる。ことばは人とのつながりを築くための重要なアイテムだ。ただし、すべての人が同じアイテムを持っているとは限らない。私たちが住むこの世界には数々の言語が存在するからだ。そしてこの言語の多様性が、ことばの壁を作る原因にもなっている。
 ことばの壁は時に言語格差問題に発展する。言語格差問題とは、使用言語が異なることによって生じるコミュニケーション不全や雇用機会の制約といった、社会的・経済的不平等や機会の不均等などを指す。これを聞いて、日本に住んでいる私たちにはピンとこないかもしれない。なぜなら日本では日本語が主流であり、日本語を話すことができればコミュニケーションや仕事に困ることはほぼないからだ。
 ここで、世界に目を向けてみよう。フィリピンでは安定した仕事に就くために英語力が求められる。英語力を身につけるためには十分な教育を受けなければならない。しかし、貧困層は十分な教育を受けることができないため、安定した仕事に就けない。安定した仕事に就けないと貧困から抜け出すことができず、子供に十分な教育を受けさせることができない。その結果貧困の負のサイクルが出来上がってしまう。このように、言語格差が経済格差や教育格差と密接に関係しており、社会的な不平等をより深刻化させているのである。これはSDGsの観点から考えると、SDGs番号4「質の高い教育をみんなに」や、SDGs番号1「貧困をなくそう」、SDGs番号10「人や国の不平等をなくそう」の目標達成を妨げているとも考えられる。
 このことから、言語格差問題がいかにSDGsの目標達成において重要な問題であるかがわかるだろう。
 では、高校生の私にできることとは一体何なのだろうか。実際、フィリピンの例のように、言語格差問題は複合的かつ複雑であるため解決するのは非常に困難だ。しかし、異なる言語を話す人とうまくコミュニケーションをとるように努めることで、コミュニケーション不全を改善することは可能だと思う。ここで私が大切だと思うのは、非言語コミュニケーションだ。笑う・泣くといった感情表現はどの国でも世界共通で伝わる。
 また、相手の言語を少しでも知ろうとする姿勢も大切だ。私はライブアクティビティを通してカンボジアの子供達と交流した。子供達は日本語で挨拶したり、自己紹介をしてくれた。私もクメール語で挨拶をしてみたら、みんなから元気な返事が返ってきた。「ちゃんと伝わってる!」と嬉しくなったと同時に、クメール語について興味を持つきっかけにもなった。この経験から、お互い母国語が違っても、相手の言語を知ろうとする姿勢が心地よいコミュニケーションにつながることを学んだ。
 異なる言語を話す人同士でコミュニケーションを図るのは確かに難しい。しかし、感情表現を通して自分の気持ちを伝えることはできる。また、相手の言語を少しでも知ろうとすることで、その言語を勉強するきっかけにもなるし、相手に伝わった体験を通して、言語学習のモチベーション向上にも繋がる。
 あなたの周りに異なる言語を話す人がいたら、あなたはどうするか?まずは身近なことから考えてみてほしい。私たち一人一人の積極的な行動が、ことばの壁を破る一歩となる。

発表会の様子

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!

研修を受講した理由を教えて下さい

私は学校の探究活動でSDGsの課題の一つである言語格差問題に取り組んでおり、SDGsについて正しい知識を身につけ、探究活動をより促進するため、SDGs研修を受講しようと決めました。また、海外ボランティア未経験であり、異なる国の人々との交流を通じて貴重な経験を積む機会と、将来のアクションに役立つ可能性を感じたのも、この研修を受講しようと思ったきっかけです。

研修を受講した感想は?

SDGs研修を通して、学校では教えてもらえないような細かい知識を身につけることができ、世界をより正しく認識できるようになりました。自分の思い描いていた世界の現状と、実際の現状との間に大きなギャップがあったことにも気づけました。
また、ライブアクティビティでははじめは緊張していましたが、親切なスタッフの方々のサポートにより、安心して進行できました。現地の子供達はとても明るく元気で、交流していて楽しかったです。違う国同士とはいえど、言葉やジェスチャーを通じて繋がることができるのは素敵だなと思いました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

この研修で得た知識と経験を活かして、言語格差問題改善のためのアクションを起こしたり、国際協力やボランティア活動に積極的に参加したいです。また、この研修で培ったスキルや経験を、大学入試でアピールできるように努めたいです。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

SDGsを一から詳しく学びたい、ボランティアを始めたいけど経験したことがなくてどうしたらいいかわからないと言う人におすすめです!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

ライブアクティビティの際は、親切に対応してくださりありがとうございました。おかげさまでスムーズに進行することができました。

ふきだし

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