[ぼらぷらSDGs小論文]

わたしのSDGsアクション

『質の高い教育をみんなに』

小論文

『質の高い教育をみんなに』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 学校に行きたくても行けない子供が世界中で減ってきている中、ようやく学校に行けるようになった子供達は、果たして学校へ行けることに喜びを感じ、楽しい学校生活を送ることができているだろうか。
 私は今回ぼらぷらでカンボジアの村の学校を2日間訪問した。2日間しか現地の学校の子供達を見ていないが、少し答えが見えた気がする。今のところは半々だ。もちろん本来の目的の通り学校で学ぶことが楽しくて、着実に学習したことを習得している子供も多くいる。一方で休み時間は遊びに熱中するが、授業中は集中力を欠き、再び休み時間が来ると一目散に教室から出ていく子供を何人も見ることができた。そのため、もちろん友達とたくさん関わることも学校が果たす重要な役割ではあるが、私は学校生活の大部分を占める授業の質を高め、子供達が「授業が楽しいから学校に行く」という気持ちを持てるようにすることが重要であると改めて考えるようになった。SDGsの4つ目の目標「質の高い教育をみんなに」である。
 ここで疑問である。なぜ学校に行きたがっていた子供が授業よりも休み時間に生き生きとした姿を見せるのか。
 一つには、働くよりも学校に行くほうが確実に楽であることが理由としてあると考える。以前のように労働を強制させられなくなり、学校に行けるという環境に慣れてくると、勉強ができることへの感謝が薄れ楽をする中に楽しさを見出すようになってくるのだろう。
 もう一つは授業の内容と進め方だ。実際に見た日本語の授業では例文を音読し、ノートに書き写し、また音読するという繰り返しがほとんどだった。文の意味は教師がさらっと説明するだけかそもそもしないかで、子供達にとっては言語習得にあたって負荷が高く、楽しい授業とは言い難いものだと感じた。
 もちろんカンボジアの教育は成長途中で、私はその断片をほんの少し見たに過ぎないことは理解しているが、この2つの理由からも、授業の質を上げて、子供達に学ぶことは楽しいと感じさせることが重要であるということだ。
 私が考える質の高い授業は、たくさん考えたり、深く考えたり、また友達の意見を取り入れることで自分の考えがさらに深まったり新たな考えができたりする経験を子供にたくさんさせる授業だ。そのため教師が知識を与えすぎてはいけない。例えば「『で』という助詞は手段を表すときに使います」と教えて例文を音読させるのではなく、いくつか例文を提示して「どの文にも入っている『で』にはどんな役割がありますか」と問うほうが子供は考えるようになる。このように授業一つ一つで子供がたくさん考えられるような工夫をしたい。カンボジアでも日本でも同じである。自分の頭で考えられる子供を育てることが持続可能な世界を創っていくことに繋がる。国のトップの人間になろうが一般市民になろうが自分で考えて行動できる人は課題を解決するための非常に価値のある人材になるからだ。
 それだけではなく、遠隔でつながることができるツールを使ってオンライン交流を世界各地で行いたい。そうして自分と違う環境で学んでいる人がどんな考え方をしているのかを知ることで子供達が刺激を受け、自分の生き方や将来すべきことを考えられるようにする。また交流の中では世界各地の課題に触れさせる。自分と交流した人の地域で困難が生じていることを知れば、遠い場所の課題でも自分事としてとらえることができる。
 このように学校の授業を工夫して行うことが、私ができる貢献の仕方だと考える。目の前で育てた子供達が将来的にSDGsのそれぞれの目標に様々な面からアプローチできるようにすることを願っている。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!

研修を受講した理由を教えて下さい

海外に行ってできるだけ多くの経験をしたいという気持ちがありつつも、自分の力だけではなかなか踏み出すことができない中で、プログラムが組まれている研修に参加することで学びにもなるし自力で行くよりも海外に行きやすいと思ったから。

研修を受講した感想は?

ただ海外に旅行に行くよりも、確実に自分の財産になる経験が多かったと感じるので大変良かった。
学びがとても多かったことに加えて、現地の生活状況を体験的に知ることができたりマーケットで楽しむこともできたりしたので自分の世界が広がった。
アンコールワットも見に行くことができて本当に行ってよかったと思う。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

カンボジアと日本を比較して日本の生活や教育をより豊かにするとともに、カンボジアへの支援も行っていきたい。特に教育的な面で、日本の学校とオンライン交流などをしてお互いに刺激し合える関係を創っていきたい。
またさらにいろいろな国へ行って人々がどのような生活をしているのか知りたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

確実に自分のためになる良い経験ができると思います!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

カンボジアのすべての子どもたちが質の高い教育を受けられるように応援していますし、何らかの支援もしていきたいと考えていますので、日本の学校と交流する機会があれば、ぜひ積極的に受けていただきたいです。よろしくお願いします!

ふきだし

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