[ぼらぷらSDGs小論文]

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わたしのSDGsアクション

『今までとこれから』

小論文

『今までとこれから』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

 日本では当然のように食料が手に入り、当然のように教育を受けられ、当然のように生活できる。この「当然」のことの根底にあるのは、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会だ。そしてこの社会の仕組みが世界の貧困に影響を与えているのではないかと私は考えている。まず、この大量生産、大量消費、大量廃棄の社会がもたらした影響を日本と世界の視点で見ていこう。
 農林水産省によると、日本では年に約612万トンの食品ロスがある。この原因は日本が「豊か」な国ということにある。海外から食糧を輸入でき、国内でも食糧を生産できる技術がある。そのため、過剰な輸入や生産が起き、廃棄される食糧が多くなる。また、消費者には捨てる余裕があることから無計画に食品を購入し、廃棄してしまう場合も多い。日本に食糧が集中していることにより、所得が少ない地域では満足に食糧を得ることができず、飢餓や貧困に陥ってしまうのだ。
 世界にはこの社会の仕組みにより児童労働や劣悪な労働環境が存在している。なぜ、チョコレートが100円ほどで買えるのだろうか。それは、企業がカカオ農家からカカオ豆を安価で買い、長時間労働をさせているからだ。また、農林水産省によると、カカオ生産地域では児童労働者数は77万人で、カカオ農家の約55%に当たる。彼らは学校に行く時間がなく、教育を満足に受けることができないでいる。そのような環境で育った子供は将来仕事に就くことが難しくなってしまう。このことは貧困の一つの原因である所得が少ないことに繋がっている。他には、環境破壊がある。コートジボワールでは、カカオ豆の生産を増やすために森林を焼き、国土の25%あった森林が、現在は4%にまで縮小してしまった。インドネシアでは、エビを大量に養殖するためマングローブ林を伐採している。こういった環境破壊は貧困地域に限らず地球温暖化や砂漠化などを引き起こしている。また、それによる気候変動であらゆる地域で不作になり、貧困に直接関わっている訳では無いが、貧困地域の生活環境を悪化させている要因の一つとなるだろう。
 大量生産、大量消費、大量廃棄の社会が貧困に影響を与えており、この社会の仕組みは地球に大きな悪影響をもたらしているので、いち早く取り組むべき課題と言えよう。そして、その責任は私達にある。私達の一人ひとりの行動が、この結果を招いたのだ。しかし、逆を言えば、私達一人ひとりの行動が、社会の仕組みを変えることができる。
 ”3R” は今や誰でも知っている常識だろう。では、4つ目のRを知っているだろうか。それは「Refuse」だ。”拒否”という意味なのだが、私はこのRefuseがこれからの社会で重要になってくるのではないかと考えている。使い捨てのスプーンやストローを貰わない、ビニール袋を使わない、不必要なものは買わない、こういった拒否をすることでそもそもの消費や生産を抑えることができ、今あるこの社会の仕組みの基盤を少しずつ変えることができるだろう。また、拒否をすることにコストも時間もかからない。私達にできることの第一歩、それは「拒否」だ。
 ぼらぷら研修を通して、一人ひとりの小さな行動が世界を変えることができることを知った。大量生産、大量消費、大量廃棄のこの社会を変えるのは私達一人ひとりの行動なのである。この社会を創ったことに責任を感じ、自分にできることはないかを考えることが必要なのだ。このような意識の転換が「誰も取り残さない」社会へ導いてくれるはずだ。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

SDGsについて学びたい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい

受講後の気持ち

一生モノの学びになった!
すごく良かった!
視野が広がった!
SDGsについて行動したくなった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!
LIVEボランティアが楽しかった!

研修を受講した理由を教えて下さい

SDGsについて自分の中で色々考えていましたが、なかなかそれを文章や言葉にできないと感じたので、まずはSDGsについて詳しく知ろうと思いました。そんな中、このぼらぷらのオンライン研修のことを知り、実際にカンボジアの子どもたちとつながって交流もできることを知ったので参加しようと思いました。

研修を受講した感想は?

おそらく、参加前と参加後のわたしの中の思考の変化は著しいものだと思います。以前は、全くSDGsのことなど考えずに暮らしていました。しかし、この研修を通して、身近なものをSDGsと関連付けさせるような思考を持ち始めました。少しずつSDGsが私の生活に浸透していったおかげで自分の中では満足できるような小論文を書くことができたと思います。自身の今までの生活を改めるいい機会になりました。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

大学の推薦入試の面接時に学んだことと自分が考えたことを話したいと思います。また、自主的にSDGsに関するボランティア活動も行なっていきたいです。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

SDGsについて考え、自分の考えを持つ力は今後必須になってきます。そのような力を養いたいのなら、ぜひぼらぷら研修に参加しましょう!

ぼらぷらへ応援メッセージ

会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!

ぼらぷらに出会えたおかげで新しい自分になることができました。本当にありがとうございました。カンボジアの子どもたちの笑顔を守ろうとしているあなた達を私は心から尊敬しています。これからも頑張ってください!!

ふきだし

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