[ぼらぷらグローバル小論文]

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小論文

『広げる、そして、つなげる。』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

「15歳から29歳の若者の3人に2人が『自分の将来が不安』と回答している」電通が調査したこのアンケート結果を目にし、衝撃を受けた。また、日本財団が2022年に発表している「18歳意識調査」では、「自分の国の将来についてどう思っているか」という質問に中国が95.7%、インドが83.1%で「良くなる」と答えたのに対し、日本は13.9%と低く、調査した6ヵ国中最下位となった。この結果を目の当たりにし、私は複雑な気持ちになった。これからの日本の未来を背負っていく若者が日本に期待していないのは問題であり、自分の将来に対して不安が大きいと答える人が多い国は、現状を見つめ直す必要があると感じた。実際に日本をはじめ世界では、日々様々な変化が起こっており、向き合うべき課題がたくさんある。今回は世界、そして日本で問題視されている課題を取りあげながら、私を含めた若者世代が日本に希望を持てるようになるにはどうすべきか、考えていく。

世界が抱える問題は日本が抱える問題である。気候変動への対策、人工知能との上手な付き合い方、少子高齢化社会への対応など、他人事ではない問題がたくさん存在する。その中でも、私が特に自分ごととして捉えられた、衝撃を受けたのは「グローバルサウス」だ。グローバルサウスとは、経済的・政治的な文脈で用いられる用語であり、ブラジル、南アフリカのように経済的に発展途上な国、途上国と見なされる地域を指す。そんなグローバルサウスが現在、世界から注目を集めている。特にインドは、急速な経済成長を遂げ、情報技術やサービス産業などが大きく発展している。2023年に中国を越して世界最大の人口となったインドは、生産人口が多いこと、どの業界においても中国ほど市場が広まっていないことなどを受け、国外問わず多くの企業から注目を浴びている。インドへの事業進出、インド市場への巨額の投資を行う企業が増えているのだ。そんな中、経済規模の指標となるGDPは、2022年にはイギリスを抜いて第5位にまでのぼり詰め、2030年には世界第3位、2050年には第2位になるとまで言われている。実際、2024年で第4位に順位を落とした日本とインドの差はごく僅かであり、先進国である日本がインドに越されるのもあと数年だと考えられる。

GDPの順位を見てもわかる通り、現在国際社会における日本経済の位置は徐々に落ちているのである。GDPだけでなく、企業成長しやすい環境が整えられているかを重視した「世界競争力ランキング」でも、バブル崩壊直後は上位にランクインしていたのが2023年は過去最低の35位と下落傾向にある。国税庁の調査でも、2022年の平均年収が458万円と過去10年間でほとんど変動がないことがわかる。「失われた30年」とよく耳にするが、そう言われる理由がわかった気がした。経済規模が徐々に縮小し、労働人口も減少している日本で生きる私たちは、危機感をもっと持つべきだと感じた。世界から見た日本を知るたびに、日本と自分の将来に不安を抱いてしまった。そこで、この現状をもっと多くの若者に知ってもらうこと、そして自分ごととして捉えた上で、何ができるのかを考えてもらうことが何よりも重要だと感じた。悲観的になるのではなく、「じゃあ、どうする?」を考えることが大切である。私は自分が切り開く未来が明るいものだと信じたい、ワクワクしてその時を迎えたいと思っている。自分の後に続く子供、孫の世代にも、日本という国に希望を持ち、自由に夢を語り続けてほしい。そのためにも、多くの若者に日本の「今」を広め、未来につながるステップを踏み続けたい。

オンライン研修を受講した感想

総合的な満足度

大変満足 5つ星評価

受講前の気持ち

将来の進路に活かしたい

受講後の気持ち

すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
SDGsを自分ゴトとして捉えられるようになった!

研修を受講した理由を教えて下さい

今回は世界全体で解決すべきだと謳われている課題に対して現状把握ができる上に、自分がどうすべきかを考えるきっかけになると考え、興味を持った。また、この経験が就職やこの先の進路発見、キャリア形成につながることを期待して参加を決めた。

研修を受講した感想は?

今回グローバルトレンドについて様々な方向から知れたことで、日本の抱えてる課題、世界での位置付け、今後の世界的な風潮を知ることができた。初耳な情報が多く、現状を知ったうえで私には何ができるだろう、と考えるきっかけになった。また、最後に自己分析ワークもあったことで、これまで見てきた課題、トレンドに自分はどの方向から向き合えるかを、自分の興味や強みと合わせて考えられた。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

将来は国際社会と関わりある仕事をしたいと考えているため、VPFグローバルスクールでの学びを就職活動やその後の進路でも活かしていきたい。また、「日本に住んでいる私はどう課題に取り組んでいけるか」を視野に入れながら、今後のキャリアを考えるのにも活かしていきたい。

これから受講される方へアドバイスお願いします!

自分の将来に不安を抱いている人ほど参加してほしいプログラムです!

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