[ぼらぷらSDGs小論文]

紹介割コードin705721a21
わたしのSDGsアクション

『世界と私』

小論文

『世界と私』

(800~1500字でまとめていただく様式です。)

私は現代の日本に住む高校生であり、"世界と日本と私の未来"すなわち"私たちの未来"を考える上で、それらの存続には多文化共生社会の実現が重要であると考えます。 国は自立可能なものではありません。私は未来を描く今の若者が日本の豊かさには限界があることを認め、自国内での問題解決をはかるのでは無く、多国間での協力や相互支援が不可欠であることを理解することが、今ある問題と格差を無くすために必要なことであると考えています。ここでは、多文化共生社会の重要性とその実現に向けて具体的な取り組みを考えてみたいと思います。 第一に、多文化共生社会を実現することは、異なる文化や背景を持つ人々が平等に扱われる社会を作り出すことを意味します。これにより、差別や偏見の温床となる状況を排除し、個々の人々が自己実現を果たす可能性が広がります。さらに、多文化共生社会では、異なる文化や価値観を共有し合いながら、互いに学び合うことができるため、これにより、現代に根付いている宗教差別を無くし、より豊かな人間関係や創造性を持った社会が実現できるでしょう。 また、学校では異なる文化や背景を持つ生徒たちが共に学ぶ機会を提供することが不可欠です。これにより、相互理解や共感の醸成が図られ、差別や偏見を減少させることができると考えます。共通の趣味が友を作る起点となるように、小さな頃から興味をもって積極的に関係を築くことが、偏った考えに左右されず、異なるものに興味をもち、自分とは違うものとの間に壁を最初から作らないようにするための最も効果的な方法だと言えます。また、国際交流プログラムの充実も重要です。学生たちが異なる国を訪れ、文化に触れることで、世界の多様性を実感し、共生の意識を養うことができます。 第二に、私は今の日本では特に、移民政策の見直しと積極的な受け入れ策の構築が必要だと考えます。日本は現在、少子高齢化による人口減少と労働力不足に直面しています。そのため、外国人労働者の受け入れ枠を増やし、専門的な技能や知識を持つ人材を活用することが重要です。ただし、単なる労働力としての受け入れに留まらず、彼らが地域社会に溶け込み、自己実現を果たすための支援や教育機会の提供も必要です。 第三に、国際協力の強化が不可欠であると考えます。多文化共生社会の実現には、国境を越えて連携し、持続可能な開発や平等な社会を目指す必要があります。 つまり、私たちは自分を世界から隔離するのではなく、世界と国と個人との間の境界線を無くして問題解決に向かって進むことが求められます。「誰一人取り残さない」とは、一人一人が世界と自分を同時に見つめ、行動して初めて達成される目標なのです。 この事から、私は世界と日本と私の未来をより良いものにするために多文化共生社会の実現を掲げます。

前へ  |  次へ

一覧に戻る