海外ボランティア募集！大学生・高校生・社会人にオススメ。春休み夏休みも通年開催。

　私には将来「発展途上国の教育支援に携わりたい」という夢がある。この夢はぼらぷらでの授業ボランティアやSDGs研修を経て私が持つようになった夢だ。ぼらぷらでのプログラムを通して、「自分が生きている地球で起きている問題は他人事じゃないのだ」という意識が強くなり、もともと志望していた国際系大学の進学と合わせて、自分の将来の目標の一つとしてこの夢を持つようになったのだ。そこで私は高校生であるという自分の境遇とぼらぷらで学んだことを照らし合わせて以下のことを考察した。
　一つ目は、「すべての子供たちが幸せになるためには何が必要なのか」ということだ。とても漠然とした疑問だが、私はSDGsのように基軸から具体的なことを枝分かれさせて考察していけば具体的に考えられるかもしれないと思い、将来の夢と関連させて「持続可能な教育システム」を基軸に考えた。すると、持続可能な教育システムを構築するためには、まず「学校」が必要で、「学校」を運営するためには「教師」が必要、「教師」を雇うには「人材」や「運営資金」が必要、他には「治安」も考慮する必要があり、そのためには「警察」や「自衛隊」が必要になることなど、様々な具体的な事例が思い浮かんだ。このことから、この問いに対しては、「必要なものは時・地域・状況によって異なる」という結論に至った。
　二つ目は、「すべての子供たちが幸せになるためにはどのような支援ができるのか」ということだ。上記のことも含めて考えると、国家間や地域間で紛争や戦争があり治安が保証されていない場合などは、国家間ないし地域間の相互理解が重要になってくるため、支援は難しくなってくるだろう。しかし、その他の場合ではそうとも限らない。例えば、紛争などはあまりないが水の衛星状況が悪い、といった場合には、現地に水道や下水処理場を建設するための資金援助ができるかもしれない。また、教育環境が整っていないため十分な教育を受けさせることができない、という場合にはぼらぷらのようなオンラインボランティアに参加することで少しは手助けできるかもしれない。これらのことから、この問いに対しては、「支援したい国や地域の現状を知り、その国や地域の状況に応じた支援ができる」という結論に至った。
　三つめは、「コロナ禍の現在、SDGs達成に向けて私たちにできることは何か」ということだ。新型コロナウイルスが流行して私たちの生活には様々な影響があったが、私はその中には良い影響もあったと考えている。例えば、自粛期間中にたくさんの人がSNSをはじめとしてネット上でやり取りをする機会が増え、直接会うことが制限されている中でも、ネットがコミュニティの役割を果たし、人と人との関わりが増えたということだ。私はコロナ禍によって強みとなったこの「ネット上での関わり」をSDGsの面でも生かすことができると考えている。なぜなら、ネット上で若者が中心となってSDGsの呼びかけを積極的に行えば興味・関心を持つ人が増え、目標解決に向けて個人個人が意識できる社会を形成できるのではないか、と考えたからだ。私も積極的にSNS等で友人に呼び掛け、少しでも多くの人にSDGsに興味・関心を持ってもらいたいと考えている。
　私は、ぼらぷらでの経験を通して上記のように考察した。ぼらぷらでの経験を通して自分の人生だけでなく、SDGsをはじめ世界のあるべき姿について考察することができて本当に良かったと思う。これからもSDGsなどに関心を持ち続け、主体性と行動力を意識してよりよい世界へと進歩していきたい。