私が未来型海外ボランティアに参加した理由は主に三つある。一つ目は、留学の疑似体験をしたかったからだ。留学を諦めていた時にこのボランティアの広告を見て、オンラインでも現地の人々と交流できる点に魅力を感じた。二つ目は、異文化を学びたかったからだ。特に日本と海外の日常生活における文化の違いに興味があり、ボランティアを通じて様々な発見が出来るのではないかと期待を込めていた。三つ目は、SDGsを学び現状を確かめたかったからである。近年「SDGs」が注目され始め、SDGsについてより知識を付け途上国の現状にどのように対応するべきかを考えたかった。以上三点が参加の動機である。
ボランティア全体を通じて、コミュニケーションに関する発見とSDGsに関する発見があった。まず前者については、会話を発展させる難しさを実感した。ライブ授業では子供たちと質問し合う機会があったが、言語の壁は思ったよりも厚く始めは単語で答えるだけで会話が進展しなかった。この反省を活かして次の機会では、授業で使った日本語や子供たち一人一人に合わせた質問をすることで話を弾ませることが出来た。このように、コミュニケーションにおいて相手を理解することとその人に合った接し方が大切だと考えた。
次に、後者においては教育環境が未だに不十分だと感じた。なぜなら、日本の学校とは違い教室の構造が簡易的だっただけでなく通信環境が整っていなかったからである。教室には照明が少なく屋根が薄いため雨風の影響を受けやすいように見えた。また、ライブ授業の際に前日の台風のせいで現地の通信状況が悪くなってしまい声が届きづらかった経験がある。子供たちにとっては貴重な学習の機会にも関わらず、学びの空間が不安定な状態では質の良い教育は不可能である。将来子供たちが外国語を学び就職の幅を増やすためにも、安定して良質な教育が与えられる環境づくりは今後の課題だと発見した。
以上の経験から、私達はまず問題について詳しく知らなければならない。世界には自分が想像していた以上に毎日を生きることでさえ精一杯な人々が多く存在していた。日本では当たり前のように学校に通って先生から教育を受けることが出来るが、そのような私達の日常は途上国では「贅沢」に値してしまう。しかし、私を含め家族や友人など身近な人々はこの現状を知っている人は少なく、途上国に対して漠然とした理解しかしていなかった。私達のさり気ない行動が環境破壊や地球温暖化促進を招く危険性があることを学び、今世界がどのような問題を抱えており私達は何を改善するべきかを考え直さなければ世界中の人々が平等に暮らす時代は訪れないだろう。そのため、私はSNSを使ってSDGsを達成する意義と途上国の現状について周知活動を始め、日常生活でもリサイクルやごみの分別などエコ活動をしようと考えた。一人一人が問題意識を持って日常を少しでも変えることが同じ地球を生きる者として行うべき救助活動である。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、社会問題に興味がある
一生モノの経験になった!
留学を諦めた時にこのプログラムを知って、少しでも留学に近い体験をしたかった。それに加え、カンボジアの子供たちの力になれることに魅力を感じた。この経験をとおして、英語力向上だけでなくSDGsについても地球市民として出来ることを考える力を付けたい。
授業ボランティアでは日本の生活と全く異なるカンボジアの現状を自分の目で確認出来たことがかなり良い経験になりました。このように実際に確かめることで、2030年までにSDGsを達成するべきだと改めて感じることができ、今までの生活を見直すきっかけにもなりました。この経験から得た教訓は、自分のものだけにせず周知させたいと強く感じました。
家族や友人に、彼らの経験で得た教訓を共有したいと思いました。そして、途上国に対する問題意識をより多くの人に持って頂き、平和な世界の実現を目指すような取り組みに参加したいと思います。
必ず良い経験になると思うので、迷ってる方は是非勇気を出して参加してみて下さい!