今回、授業ボランティアを体験し、瞳を輝かせ一生懸命に学ぶ子供たちの姿に触れ、改めて教育の大切さについて考えさせられました。
SDGsは、教育に関する目標も設定されています。 目標4「 質の高い教育をみんなに」とは世界中の人々が、生まれた国や地域・家庭・性別に関わらず、教育を平等に受けることができる環境を与え、教育格差を生まない目標です。
ではなぜ、教育なのか。
それは、現在、世界中で起きている貧困・飢餓・健康・ジェンダーなど多くの問題に教育が密接に関わっているからです。
逆に言えば、この目標を達成できた時、貧困や飢餓などの問題も解決する糸口が見つかるということです。「教育」はSDGS全ての目標解決の礎と言っても過言ではありません。
満足な教育が受けられない理由にはいくつかの原因があげられます。
まずお金がないこと。
家庭に十分なお金がなければ、学校へ通わす余裕はありません。食べていくためには働かなければいけない、学用品や制服を買う余裕がない等がその理由です。
次に、子供は労働力として扱われているから。
途上国では子供は幼い子供の面倒をみる、水を汲む、仕事を手伝うことは当たり前で時間にも余裕がありません。
自分自身も教育を受けてこなかった親は、学校に通わす必要性、勉強する必要性を感じないのです。
そして、環境自体が整っていない実態。
住んでいる場所から通える範囲に学校がない、指導者も少ない。そのために、十分な能力のない人が先生になり、教育の質を保てない現状があります。
今回、ボランティアでお世話になったカンボジアの農村部では、政治や家庭の事情で教育を受けられず、文字が読めない人がたくさんいます。
教育を受けられていても、戦争や紛争のため他国に逃れ難民になったことで、教育を絶たれてしまう子供たちがいます。アジアやアフリカ、中東などで現在も確認されている子ども兵士の問題もあります。その数は25万人以上とも言われています。
では、満足いく教育を受けられないことで生まれる弊害とはなんでしょうか。
読み書き、計算ができないことで、正しい情報や知識を得ることができず、結果、職につくことができない。家族を助けるために、人身売買、臓器売買の被害に合う子供たちは後を絶ちません。
DGsの目標4「質の高い教育をみんなに」といっても、様々な問題が絡み合っており、簡単には達成できないかもしれません。
決して遠い国の問題だと思わず、一人一人が事実を知り、何か行動を変えていけば、その努力が一つとなって大きな変化を生むかもしれません。
私たち個人でもSDGsでできることはたくさんあります。
例えば、 学習支援ボランティア・海外ボランティアなどに参加する
本や映画、インターネットなどで世界や日本の教育の現状を知る、そして発信する、教育支援の関連の団体に募金をする、などがあげられます。
私たちの身近なところにも解決できる教育格差は多くあります。子どもも大人も誰もが平等に教育の機会を得られるよう、まずは理解を深め目標達成のために、目の前の小さなことから意識して取り組んでみたいと思います。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい
一生モノの経験になった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
コロナ禍の中、海外研修の見通しが立たず先行き不透明であること。
これまで参加してきた国内のボランティアについても、現状は参加が難しくオンラインでも可能であればぜひ参加してみたいと思ったからです。
言語は違いますが、学ぼうという子供たちのパワーに助けられ、気持ちで通じ合うことができ、まるで教室に自分がいるかのような感覚で楽しむことができました。
学校の海外研修は難しい状況ですが、学校で参加となると大勢でやることになり自分の担当は少しとなる可能性が高く、むしろぼらぷらさんのボランティアの方がより充実した経験と達成感を得られたと思います。
私は、医師を目指しています。得に地域医療の分野に興味があるため、途上国の医療、特に子供たちの発育状況など飢餓や病気に苦しむ人たちを助けることに将来関われたらと思いました。
また、ラグビーをしている関係で、カンボジアの子供たちへラグビー(タグラグビー)の普及活動ができればと思っています。
迷っている時間がもったいない、まずは行動!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
現地パートナーさんの動画メッセージは子供たちの未来を想い、国の希望として大切に寄り添う気持ちが伝わり、胸を打つものがありました。
言語は違いますが、心で通じることができたような気がします。
ありがとうございました。