未来型海外ボランティアへの参加動機は、SDGsの貢献活動をしたいからというよりは、新たな課題を発見し、自己を見つめ直す機会が必要だったからだ。ボランティアへの参加をとおして、新たな課題を発見したと共に学んだことがある。
まず、発見した新たな課題は、教育への感謝不足だ。そもそも教育とは、人間が尊厳をもって生きていくために必要であり、持続可能な社会を築いていくためには欠かせず、重要な役割を担う。世界には、2021時点で2億6,430万人の子供が学校に通えていないという現状がある。なぜこのような課題が生じているのか。まず、教師や学校教育の質が不足していること。子供たちに教育を教える立場である教師が、子供の時に十分な教育を受けていないことが影響で、十分な知恵や知識を持っていないそうだ。このように学校教育の質が下がると、親が子供を学校に通わせる意味や、教育の重要性を理解できなくなる。教育の質や理解不足以外にも、子供たちの学習機会が奪われている原因がある。それは貧困な家庭事情だ。貧困であるという事は、何よりも教育を受けることを妨げるひとつの大きな壁になる。家計を支えるためにも労働、働く必要はなくても、学費や教材費が無いといった事情がある。戦争の影響で安心して学校に通えない状況下、女性に教育はいらないといった解釈、児童婚などが、子供たちの学習機会を奪っている。このような事情で、特に途上国では教育を受けたくても受けられない子供が大勢おり、そしてこれが現実だ。
ここでひとつ新たな問いが生まれた。なぜ学習を疎かにする人がいるのか。日本は学習環境に恵まれているのにもかかわらず、学習を疎かにする人が多数みられる。学習機会の無駄遣いなのではないだろうか。SDGsへの貢献に興味があっても、勉強を疎かにしている人が本当に持続可能な社会を築いていけるのだろうか。
新たな課題を発見したとともに、学習の重要性を学んだ。学習貧困に陥っている子供たちを救うためには、まずは私たちが今ある恵まれた学習環境に感謝し、勉強する必要があるのではないだろうか。現在でも、世界には貧困や飢餓、紛争が起こっている国や地域がある。知ることで現実を突きつけられるが、そうなるということは、私たちは勉強不足で無知であるということだ。多くの人は持続可能な社会を築いていくためにアクションを起こすことが大切だという。「社会課題解決のために○○をしたい」願望なら誰でも持てる。そういうことではなく、まずは現実を知らなければ。現実を知らなければ、知識不足のアイデアでは世界を変える事は出来ないだろう。SDGsの貢献活動の前提として、まずは学習から始めなければならない。単純だと思われるだろうが、学習は持続可能な社会を築いていくうえで、最も重要性を担っていると言える。
今回、ボランティアに参加したことで貴重な経験や知識が得られた。しかし、このボランティアで得たことは既に過去のことだ。つまり、何が言いたいのかというと世界は今この瞬間も進んでおり、自分の知らない世界が存在する。このような思想を持つことで、私は新たな発見への好奇心が生まれ、この好奇心が学習意欲の向上へと繋がる。学習をし、知識を得て、視野や行動範囲、批判的思考などの能力を身に付けて、やっとSDGsへ貢献ができるのだと思う。私のSDGs社会へのアクションは、恵まれた学習環境が設けられていることに感謝し、自分のためにも、他者のためにも、持続可能な社会の実現のためにも、勉強をすることだ。
満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、社会問題に興味がある
一生モノの経験になった!
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
人生が変わった!
絶対やるべき!
もう一度やりたい!
忘れられない!
高校生になったら留学に参加する予定だったが、中止になってしまったため、海外と交流する機会、また新たな課題を発見し、自己を見つめ直すために参加した。
初めて海外ボランティアに参加したが、互いの文化も思想も違って、貴重な交流機会が得られたことがとても嬉しかったです。
今後、更に学習に時間を費やし、世の中の課題を解決するだけでなく、自分が他社の役に立てるように精進していきたい。
自分の成長につながる
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
3ヶ月という短い間ではありましたが、ボランティアや問い合わせの際にご丁寧に対応してくださってとても助かりました。ありがとうございます。