今回この研修に参加したけっかけは学校の掲示板に募集が載っていたことです。コロナの影響で学校での中長期留学を断念したこともありオンラインでカンボジアの子どもたちに授業などのボランティアができることに魅力を感じたから今回参加しました。小さい頃から私は家族でペットボトルの蓋を集めてかかりつけの病院のキャップ回収プロジェクトに寄付をしたり、幼い知人に着なくなった服を渡したり読まなくなった本を市の図書館に寄付をしたりしてきました。また、カンボジアのオンラインボランティアをしたときに日本とカンボジアとの「使えるものは最後まで使う」という感覚に差があり、カンボジアの方が圧倒的にその感覚がありました。これらの経験により私は性別年齢関係なく身近で取り組みやすいものが1番解決に早いものだと思いました。そして、SDGsの中で最も解決したいと考えるものはSDGs12番の「つくる責任、つかう責任」の問題です。これまでのコミュニケーション研修やLIVE 授業ボランティアを通しての学びにより自分の考え方に固執せず多角的に捉え、問題への間口を簡単にすることにより理解しやすく、そして具体的に説明することにより、より多くの人が行動しやすくなると感じました。今回、SDGs12番の問題を解決するための一つの手段として日々、私たちの生活には欠かすことのできない服を生産するアパレル業界に注目しました。現在のアパレル業界においての環境問題はワースト2位だそうです。例えば服を1着生産する過程においてのCO2排出量は500mlのペットボトル255本製造分であり水消費量は浴槽約11杯分の水が使用されています。またファストファッションの出現により大量生産・大量廃棄の問題も深刻化しています。これらの問題を解決するために衣服の回収ボックス設置や消防ホースを使ったバッグ作り、キノコの菌から作ったレザーやバナナの茎からできた糸を使用したセーターなど様々なサステナビリティの技術を駆使したアイテムは既にたくさんあります。私なりの考える「平和」とは誰もが特別ではなく当たり前に環境や人に対して優しさや配慮ができ、持続的に行動できる世界のことであると考えます。まずは私が所属している学校でのアクションを考えています。私の学校は制服を着る学校なので卒業時に着なくなった制服を新入生に寄付をするシステムを作ることと学校にペットボトルキャップを回収するBOXの設置を提案します。回収したキャップは認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会の兵庫県内で回収を行っている3つの企業の内のいずれかにプラスチックのリサイクル資源として団体寄付をしたいです。1歩踏み出すことで「個人」ではなく「学校」という大規模にすることができ、現状を知り意識を持つようになる人も増えるのではないでしょうか。1人でも多くの人が意識を持ち小さなことでも継続することが大事だと考えます。