私がこのボランティアに参加したきっかけは、カンボジアに興味があった、カンボジアの子供たちの学習面をサポートしたかった、そんな立派な理由でなく、長い夏休みに、誰かの為になり自分の為にもなるボランティア活動に取り組みたい。という漠然とした理由からだった。私が日本語や英語を上手に教える事ができるのだろうかという思いを抱えながら、日本語を知らないカンボジアの子供たちと触れ合う事に、楽しみよりも大きな不安を感じての参加だった。「この活動はカンボジアの子供たちの将来に影響を与える素晴らしい活動です」という先生の言葉を聞き、私が関わる子供たちに何かを残せるように頑張って取り組みたいと思った。
子供たちに授業をしていた時、これを読んでくれる人?と私が聞くと、元気に手をあげる子供たちがたくさんいた。すごく積極的な子が多い事に驚いた。私は失敗する事が恥ずかしくて発言する事があまりできなかったり、自分をうまく表現できなったりするが、カンボジアの子供たちは違っていた。私もカンボジアの子供たちのように積極的に発言し色々なことに挑戦する勇気をもてれば、もっと成長できるのではないかと気づかされた。人に教えるやりがいを感じることができて楽しかった。
次に、日本とカンボジアの異なるところとSDGsについて考えてみた。
1つ目は、SDGs6番目の「安全な水とトイレを世界中に」だ。
日本はウォシュレット付きや、自動で流してくれる機能の付いたトイレが主流だ。カンボジアの学校のトイレは、形は日本と同じだったが、流すときに自分で水を汲んでその水を使って流すというトイレだった。衛生面や利便性などが気になった。
2つ目は、SDGs7番目の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」だ。
日本は学校や家に、扇風機やエアコンがあることが多いが、カンボジアの学校には、扇風機やエアコンがないようにみえた。日本よりも暑いと思うのに熱中症にならないか心配だった。
3つ目は、SDGs4番目の「質の高い教育をみんなに」だ。
私が教えた子たちは小学生が多かった。もう少し学年が高い子たちが通っている学校があるのかもしれないが、まだ子供の人口が少なく、多くの子が教育を受けられていないのではないかとも思った。調べたところ、カンボジアの教育制度も日本と同じ6・3・3制で最初の9年が義務教育だが、教室や教師が不足した結果、多くの学校の授業は午前7時から4時間もしくは午後1時から4時間の交代制。都市部と農村部の貧富の差により困窮した家庭の子供たちは学校に通っていなかったり中退している子が多い。カンボジア国内の過半数の子供たちが家事や労働の手伝いをするために学校を中退し、小学校には90%の子供が入学するが中学校に行く子供は50%しかいない。そして中退した子供たちは社会的に弱い立場となり搾取や暴力の対象になりやすい問題があるということを知った。
SDGs「質の高い教育をみんなに」ということが、今回のボランティアから考えさせられた大きなことだった。
今回の授業ボランティアを通して、トイレやエアコンなどの勉強環境を整えて、世界中で十分な教育を受けられていない子がいなくなることが大切だと感じた。目を輝かせて積極的に授業に参加してくれたカンボジアの子供たちの100%が中学校へ進学し大学までいける未来を作っていく為に、今の私にできることを考えた。子供たちに勉強を教える機会があった時、将来につながる有益なことをたくさん教えられるような知識を増やすこと、自分を表現できる人間になることだ。その為に学力を上げ、世界の現状に関心をもつ生き方をしていきたいと思った。
満足
将来の進路に活かしたい
すごく良かった!
視野が広がった!
いい経験になった!
長い夏休みの間にボランティア活動を一つやっておこうと思ったから。
最初は人に教える、誰かと話すことにとても不安を感じていたけど、やっていくうちに自然と自信がついていって、楽しみながらできた。
新しいことに挑戦することは、勇気がいるけれど今回挑戦してみないとわからないということがわかったので、今度からは一度やってみようと思えた。
また、SDGs目標達成できるように自分たちに何ができるのかを考えたいと思った。
不安かもしれないけど、やってみたら楽しい、そしてやりがいがある活動だったのでぜひ勇気を出して参加してみよう!!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
みんな元気で積極的で授業とゲームをしている時本当に楽しくできました!!