私はカンボジアの子どもたちに英語を教えるボランティアを体験した。何かを与えようと始めた活動だったが、与えられたものばかりが印象に残る活動となった。
ボランティア初日にカンボジアの小学校の先生がボランティアに参加した私たちに向けて学校案内をしてくれた。そこでは、木製の仕切りしかない窓や雨水を溜めなければ流れないトイレなど私が日本で経験した小学校生活とは異なる環境に当初は驚いた。上下水道が完備されておらず、水が流れないトイレや、衛生的でない飲み水。日本で生きている私は当然生きられない。そのため、授業ボランティアに参加する前は「英語が話せるようになったら、貧しい故郷を出て稼ぐことができるようになる」「外国に出稼ぎに行くことができるようになれば豊かになれる」と考え、恵まれない子どもたちを救うことができる活動だと楽しみにしていた。しかし、カンボジアの子供たちのはつらつとした笑顔に触れるとすぐにこの考えが間違っていたことに気づいた。授業での子供たちの笑顔は、英語や日本語を学ぶこと・勉強することを心から楽しんでいるからこそ見ることができたものである。
この事から、私はSDGsの目標の一つである「教育」の達成が重要であると考えた。世界では15歳以上で読み書きのできない人が7億人以上いるという。教師が不足していることや、さらには学校という場所すらもない国があるためである。このような環境下で、教育目標を達成するには、ボランティアなどで教師を派遣したり、学校をつくるために寄付や人材を募ったりすることはもちろんのこと、そのようなことを後にどのようにつないでいくのかが大切である。技術や言語などを学ぶことによって様々なことに興味を持ち、さらには他国で学んだことを持ち帰れば自国も豊かになる。技術や言語といったものだけでなく、子供たちから親に直接伝えられることもある。例えば、日本の小学校では、野菜の栽培などが授業のカリキュラムに組み込まれていることである。場所や環境にもよるがそういったことを学校で学び、自宅で野菜や果物を栽培することも可能である。コロナウイルスなどの影響で現地に行けないとしても今はSNSというものがあり、今回のボランティアのような形でオンラインで教えるだけでも未来へつながると考えた。こういった活動一つでいろいろな課題につながっていくのではないかと考えた。つまり、教育という目標一つを通して、様々な環境が変えられるのである。例えば、7億人のうち、3分の2の割合は女性である。「ジェンダー平等の実現」の目標達成には教育も関わってくる。誰一人取り残さない世界を実現させるために、まずは平等かつ公平な教育が必要になると考えた。
今回のボランティアを通して、自分の国では当たり前になっていることも当たり前じゃないということに気づかされただけでなく、子供たちからも多くのことを学ぶことができた。子供たちの笑顔に触れ、コミュニケーションをとっていく過程で、自分の中で「子供たちの笑顔を作る」という考えから、「彼らの素晴らしい笑顔を守るために世界を変えていかなければならない」という考えに変化した貴重な体験だった。
大変満足
留学に行くはずだったのにいけなくなった、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
絶対やるべき!
忘れられない!
困っている人の役に立ちたかった。
現地の様子を知りたかった。
海外の子供たちと楽しみたいと思った。
自分が子供たちに教えるだけではなく子供たちから教わることもたくさんあり、すごくいい経験になった。
世界の現状を忘れずに自分事化して生活していこうと思う。
すごくいいイベントだから途中で手を抜いたりせずに楽しんで参加するべき!!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
現地のスタッフさんもものすごくいい人で授業もすごくやりやすかった。