私の将来の夢は、医師として世界中の格差を減らす仕事をすることです。きっかけは、小・中学生の頃、テレビの報道番組や絵本で、今その瞬間も戦争をしていたり、貧困や病気で生きることが大変な国があることを知り、苦しむ人に明日を生きる希望を与えられる人になりたいと思ったからです。
その第一歩として、現地の状況を自分の目で見て知りたいと思い、今回のボランティアに参加しました。ZOOMを介してではありますが、現地の方と交流できたこと、また、ほんの少しですが、子供たちの教育に関われたことは、大変貴重な経験になりました。今回の活動を通して、私が学んだことは大きく2つあります。
1つ目は、自分が毎日当たり前のように過ごしている生活は、当たり前では無いということです。
例えば、カンボジアの小学校には、体育館や音楽室などがなく、日本の学校のような設備は整っていません。トイレも、日本ではレバーを捻れば当たり前に水が流れますが、カンボジアでは、自分で、水を汲んで流すそうです。
また、初日のオリエンテーションで、現地のスタッフの方に、医療費が高いため、全員が平等に医療を受けることができないということを聞きました。現地のスタッフさんが「自分の国のことを話すと胸が痛くなります」とおっしゃっていた時の辛そうな顔が忘れられません。
私の住んでいる地域は子供の医療費が無料で、幼い頃は、風邪をひいたり、怪我をしたら病院に行き治療してもらえることが当たり前だと思っていました。また、学校で音楽や体育の授業ができることや、綺麗なトイレや設備が整っていることに特別感や感謝の気持ちを強く感じたことはありませんでした。しかし、十分な医療を無料で受けられることや、毎日学校に通えて授業が受けられることは、とても幸せで恵まれた環境なのだと感じました。
2つ目は、外国の方とコミュニケーションをとることの難しさと楽しさです。
今回のボランティア活動では授業とアクティビティを合わせて4回行い、現地の子供たちと交流しました。初めは緊張していて表情が固くなってしまったり、進行のことで頭がいっぱいになり、余裕を持つことが出来ませんでした。しかし、子供たちの表情をしっかり見て話をしたり、答えに対して拍手や笑顔で反応していくうちに笑顔が増え、スムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。また、ジェスチャーゲームやスリーヒントクイズで子供たちと楽しく笑い合えた時は、とても嬉しかったです。笑顔と思いやる気持ちがあれば、国境を越えてたくさんの人と繋がれることを実感しました。
この2つの学びを活かして、今、私ができることは、発展途上国の現状をより多くの人に伝え、関心を持ってもらうことです。興味をもち、行動に移す人が増えれば、大きな力になります。例えば、フェアトレードの商品を積極的に購入する人が増えれば、厳しい労働環境や児童労働で苦しむ子供たちを減らしたり、生産者に適切な賃金が支払われることで、安定した生活を送ることができるようになります。しかし、知らなければ何もできません。なんとなく聞いたことがある、という状態ではなく、世界の課題は日本の課題であり、自分の行動がより良い世界に繋がるのだという意識を持ってもらえるような発信をしていきたいと思います。
また、ボランティア活動に積極的に参加し、貧困を減らしたり、子供たちの将来の夢の選択肢が少しでも広がるように協力したいと思います。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、子どもたちと交流がしたい、社会問題に興味がある
すごく良かった!
視野が広がった!
勉強になった!
いい経験になった!
絶対やるべき!
もう一度やりたい!
昨年、コロナの影響で興味のあった海外留学やボランティアができなかったため。また、発展途上国に興味があり、将来の仕事に活かしたいと思ったから。
現地のスタッフさんにとても優しくしていただいたり、子供たちの元気いっぱいな笑顔や意欲溢れる姿を画面越しでも感じることができ、とても楽しく研修することができました。
将来海外ボランティアをする際の自信にしたい。また、経験したことを伝え、発展途上国の課題解決に向けて協力したい。
あっという間に終わってしまうので、1回1回を全力で楽しんでください!
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。