発展途上国に安くて便利な物資を届ける事、現地を開発する事、高い技術を提供する事、私達はこの様な行為を支援と呼び、善意で行っています。しかし、実際現地の人達はこの様な活動をどの様に感じているのでしょうか。私は、この支援は必ずしも現地の人達の為になっているわけではないと言う衝撃の事実を知りました。
それは、その様な支援により将来的に途上国は取り残されてしまい、持続可能な国になる事が出来ないと言う事です。途上国にも自国の産業があり、自分達の生産サイクルやビジネスで国を成り立たせて生きています。しかし、そこに先進国が一方的に新しい技術や安い製品を売りつけてしまうと、そのサイクルが崩れてしまいます。今まで自国のサイクルの上で仕事をし、稼いでいたのに、必要とされなくなってしまう人が発生してしまいます。そうすると、更に困窮してしまいます。その上、生活の基盤を先進国に取って代わられた為に、先進国に頼らざるを得なくなります。こうして、先進国と途上国の差が更に広がり、途上国が自立して持続して行く事が出来なくなるかもしれないのです。
では、私達には何が出来るのでしょうか。まずは格差がある世界の状況について、そしてそれぞれの国の事情について詳しくする事です。思い込みではなく、相手の事を考えて把握する事が大切になります。そうしないと、前述の様に自分の一方的なアクションが現地の人達を苦しめてしまう事になりかねないのです。そして、やはりボラプラのボランティアの様に教育をする事が持続可能な世界を作り上げてく為に最も有効な手段だと思います。知識を与えれば、自力で新たなビジネスを立ち上げる事が出来る様になるでしょう。グローバルな言語を教えると、自分の力で他国とコミュニケーションが出来、外交関係を築き上げたり世界へ自国の意見を発信したり出来るでしょう。新たな技術を教えれば、効率良く、快適な生活を営む事が出来る様になるでしょう。何事も支援としてただ与えるのではなく、その国が自分の物として使える様に教育する事が大事になのです。更に私がこのアクションが有効だと思っていた理由はもう一つあります。それは子供達が「先生になりたい」と言う夢を持っている事です。今回オンラインボランティアの際に子供達の動画を視聴すると、子供達が口を揃えて「将来の夢は先生になる事です。」と言っていた事に感動しました。実際カンボジア現地の学校の先生も日本人ボランティアから教育を受けて先生になったそうです。「教育を受けた現地の子供達が、大きくなると次は自分達で次の世代を教育する」この様な素晴らしいサイクルはその他の産業面でも活用出来そうです。そうすれば、例え、今は先進国の力を借りている途上国であっても少しずつ発展し、自立して行く事が出来るはずです。
さあ、皆さんも世界各地の状況を多方面から把握し、誰も取り残さない持続可能な世界の為の支援について考えてみませんか。
満足
コロナ下でもできるボランティア活動を探していた、人の役に立ちたい、社会問題に興味がある
一生モノの経験になった!
すごく良かった!
視野が広がった!
いい経験になった!
今までボランティア活動をした事が無かったけれど、このプログラムだとオンラインなので、自分の都合に合わせられるので取り組みやすいと思ったから。また、現地に実際に行く留学はハードルが高いが、オンラインで手軽に海外の子供達と交流出来る所にも魅力を感じたから。
言語を英語にしてみて、SDGsについてあえて英語でより深く学び直す事が出来て良い機会でした。また、自分一人がオンライン越しの授業を動かす先生となる事や自分のアクションプランを周りの人に発信する課題があった事で自分から行動する力が鍛えられた様に思いました。言語が通じないし画面越しと言う中で授業ボランティアだった事で笑顔で話す、繰り返す、表現し直すなどのコミュニケーション力も磨く事が出来ました。かなり沢山の事が学べる充実したプログラムでありながらもオンラインで期限までに自分の好きな時間に活動出来ると言う点が私にはちょうど良かったです。
コミュニケーション力や自分から行動する力をこれから社会に出て行く時に活かして、自分にとって充実した人生にしたいです。
言語が全く違うカンボジアの国の子供達と交流すると言う機会を存分に活かして、自分のスキルも磨いてほしいです。